データ
初登場 | ポケットモンスター ルビー・サファイア |
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英語名 | Heart Scale |
概要
ハート型の虹色に輝く綺麗なウロコ。とても珍しいらしく一部マニアからは高い人気を誇るらしいが、アイテムそのものには特にこれといった効果はない。
このアイテムの真価は、同作品から登場したわざ教えマニアからこのアイテム一枚と引き換える事でポケモンの初期技・レベルアップわざを教えてもらえる点にある。
ただし、当時は「ハートのウロコと引き換えにわざを教えてもらえる」という概念が定着していなかったからか、『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』のみおおきなキノコ1個もしくはちいさなキノコ2個との引き換えとなっている。
『ポケットモンスター X・Y』からは通常では覚えられない特別な技を覚えた配布ポケモンの対象技やタマゴから生まれたポケモンが生まれた時点で覚えているタマゴ技も技教えの対象になりさらに利便性が増した。
『ポケットモンスター サン・ムーン』では今までの仕様に加え、そのポケモンが自力で習得するわざなら習得レベルに達していなくてもウロコを使って覚えられるようになった。そのため伝説系など技の習得レベルが非常に高いポケモンの育成がかなり楽になった。
このアイテムの入手はウロコだけに海辺や深海エリアなど海にまつわるエリアでダウジングマシンを使うと隠しアイテムとして入手出来る。
…かと思いきや、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のちかつうろでも掘り出される事がある。シンオウ地方の地下通路は元々海だったのかはわからないが、全く形が変わらずに掘り出されることから、実は化石か鉱物の一種なのかもしれない。
そして野生ポケモンの持ち物として、ラブカスが50%の確率で持っているため、上記の用途からも御察しの通り野生のラブカスはポケモン廃人から乱獲対象としてウロコを引き剥がされまくっている。
ラブカスの性能そのものはデリバードやアゲハントと同等かそれ以下の埋葬レベルで、「ラブカスの存在意義はハートのウロコ」「ハートのウロコが本体」と揶揄される現状が全てを悟っている。
しかし初登場の『ルビー・サファイア』ではラブカスの出現率が低いためウロコの入手がし辛く、ホエルコに妨害されてストレスマッハになりやすい。リメイクの『オメガルビー・アルファサファイア』でも釣りの不便さは変わっていないが、図鑑ナビ機能を使うか、ポケモングローバルリンクでポケマイルと交換すれば手っ取り早く集められる。
『X・Y』ではラブカスがボロのつりざおで入手出来るレベルまで格下げされたため、「マジシャン」あるいは「どろぼう」「ほしがる」要員からウロコを回収する手間を除けば楽に回収できる。
『サン・ムーン』と『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではラブカスが出にくくなったが、代わりにメレメレ島以外にある定食屋で食事すると1日1回だけおまけに倍もらえる(ただし、倍もらうにはその島の大試練を達成する必要あり)。特に、ウラウラ島のマリエシティではクチナシが訪れ、おごってくれる上に自分の分のウロコをくれるため毎日初回のみ無料&ウロコ8つという超大盤振る舞い。その後も1回4000円払えば4枚を好きなだけもらえる。必要になったら飯を食えばいいので、もはやストックしておく必要がないほどのばら撒きっぷりである。
『ポケットモンスター ピカチュウ』のリメイクである『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』でも登場。
特定の場所に落ちており、1日1回確定で拾うことができる。毎日定期的に回収していれば困ることはないだろう。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではラブカスがリストラされたために登場していない。
技の思い出しは各地のポケモンセンターにいるマスターが無償で行ってくれるようになったので、最早ハートのウロコは必要なくなっている。
そして、『Pokémon LEGENDS アルセウス』や『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では思い出しがさらに手軽になり、特定の場所に赴かなくともプレイヤーが任意で行えるようになった(『Pokémon LEGENDS アルセウス』に至ってはラブカスは登場していない)。
もっとも、むやみやたらとラブカスを乱獲しなくてもよくなったので、結果的に(ラブカスのためにも)この方がよかったのではないかという意見もある。
いずれにせよ、わざの思い出しを行うためにハートのウロコを血眼になって探し回っていたのも、今や昔の話となったと言える。
『ダイヤモンド・パール』のリメイク版である『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では再び登場している。
相変わらずラブカスを捕まえると稀に手に入る他、今作では地下大洞窟での発掘でも手に入ることがある。
また、わざの思い出しもウロコを必要とするのは最初の10回のみで、それ以降は無償で行ってくれるようになったので、プレイヤーの負担はやや軽減された。
『スカーレット・バイオレット』でも上記の通り相変わらず登場しなかった…のだがここに来てラブカスの乱獲が再開される事となる。本作ではポケモンを倒したり捕まえたりすると手に入る「ポケモンのおとしもの」を使って使い捨てのわざマシンを作ることが出来るのだが、ラブカスの素材である「ラブカスのうろこ」はなんとわざマシン142「ハイドロポンプ」、わざマシン145「みずのちかい」、わざマシン154「ハイドロカノン」というみずタイプの強力なわざマシンの素材に設定されていたのだ。これによりみずタイプを使うトレーナー達はわざマシンを作るためにラブカスを大乱獲、本作では料理を食べることによって特定のタイプのポケモンを出現しやすくすることが出来るため過去作と比べても凄まじい勢いで大量のラブカスを狩ることが出来るようになっている。