カミッシー
かみっしー
一目瞭然で凶暴と分かる面構えと巨体に長い首が特徴的な水中を泳ぐ恐竜(首長竜)型UMA、いわゆるネッシーである。
モモたちの住む神越市に出現した個体として、オカルンからネッシーと神越市を合わせて「カミッシー」と命名された。
作中ではもっぱら「ネッシー」と呼ばれるが、公式の人気投票や本誌などに載る原作関連の記事では、よく「カミッシー」の愛称で掲載されている。
セルポ星人に後述された高い攻撃力を買われ、モモ達の妨害・捕縛の為に連れてきたのだが、知能は低く凶暴で見るもの全てに襲いかかるため、セルポ星人側が二体もやられている。
オカルンの呪いの力を我が物とすべく「バナナ」を奪いに現れたセルポ星人によって同胞が撃退された原因であるモモを足止めのために虚空の校舎内へ送り込まれる。
初登場時は水の振動から近くに隠れているモモの存在に気づき、周囲に高圧縮水流を発射してひとしきり暴れ回ったのち立ち去った。
その後、周囲の空間を自身が有利に動ける水中へ変化させて再出現すると、自身に文句を言うセルポ星人達を含め敵味方関係なく高圧縮水流をぶっ放し襲いかかる。
その状況に一体だけ生き残ったセルポ星人の通身ケーブルによって同じく連れてこられたシャコ星人と一つに合体、頭はセルポ星人、前脚はシャコ星人の怪物「セルポドーバーデーモンネッシー」の姿になる。
「今あなた、高圧縮水流しか無いって思いましたね? 我々はこう見えて……接近戦闘怪獣(インファイターUMA)ですよ!」
三体それぞれの弱点を補った身体で、遠距離の高圧縮水流ビームと近距離のシャコパンチで、モモ達はただでさえ不利な水中戦にて苦戦を強いられる。
だが「シャコは水中でのみ全力のパンチを出せる」点まで引き継いでしまった為モモに水を真っ二つに割られてパンチの衝撃が逃がせず、腕が粉砕。それでもなお残った部位でモモを殺そうとするも、アイラが髪で走れる道を作りそれをオカルンが本気で駆け抜けた事で完全に撃破された。
…なお、オカルンはセルポ星人に服を破かれ全裸に、モモとアイラは水中で動きやすくなるため服を脱いで下着姿になった状態で戻ってきたせいで他の生徒達に裸で抱き合っている光景を目撃されるというあまりにも恥ずかしい上に酷すぎる事態に会う羽目に…
アニメ版での初登場時の高圧縮水流は明らかに某巨大不明生物の放射線流を意識した演出となっている。
また、イメージカラーは「緑」となっており、臨戦態勢時に開く体の溝や水のレーザー、カミッシーの影響を受けた水も黄緑色に発光している。
尚、偶然か否かセルポ星人とシャコ星人のイメージカラーを合わせると、カミッシーのイメージカラーの緑になる。
ジラース∶ゴジラに似た外見と緑と黄色の体色や題材がネッシーである事から着想元ではないかと言われている。