カオスダークネス「コスモス……わたしを包む、この想いは……?」
コスモス「この地を去ろう、カオスヘッダー。憎しみも、争いも……もう私たちに必要ない。共に帰ろう……」
カオスヘッダー0「コスモス……」
データ
身長 | 69m |
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体重 | 6万4千t |
CV | 服巻浩司 |
概要
カオスダークネスが、コスモス・ミラクルナモードの「ルナファイナル」と、リドリアスら怪獣たちの決死の呼びかけを受けて怒りや憎しみを捨て、優しさや慈しみを学んだことにより生まれ変わった姿。
大きな美しい翼を備え、神々しい光を放つその容貌はウルトラマンに酷似している。声色も穏やかなものになった。
この姿を得たカオスヘッダーはコスモスの説得に応じて地球を去り、その後、かつて自身が犯した罪を償うかのように、サンドロスによって滅ぼされた遊星ジュランへ赴くと、サンドロスに殺害された守護獣パラスタンに代わってジュランの守護者としての役割を引き継ぎ、『ネオユートピア計画』で移住してきた怪獣たちや地球人たちを見守りながら平和に暮らしているようだ(かつて自分が侵略した星の守護者になっていると言う事)。
どうやら、かつてコスモスと一体化していた春野ムサシの息子であるソラと特に仲が良いらしく、『サーガ』のエンディングではソラの呼びかけに応じて優しげな笑みを見せるシーンがある。
ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』においても一瞬だけ姿を見せている。
アグルとガイア、ティガを破り暴れ回るネオカオスダークネスを浄化すべくコスモスが放ったフルムーンレクトで元に戻りかけていたが、同化していたメフィラス星人の悪意によって妨害されてしまった。
余談
『サーガ』でもフルCGで描かれているが、デザインは新たに描き起こされており、より女神のようなイメージとなっている。当初は回想シーン以外での活躍や、それに伴うスーツの製作も検討されていた。
『サーガ』の初期案では、バット星人によってハイパーゼットンを強化するためにスフィアと同じく拉致され、ハイパーゼットンに取り込まれたため、ムサシとコスモスはカオスヘッダー0を救うために参戦し、終盤助け出されたもののハイパーゼットンの攻撃を受けて死んでしまうという流れが想定されていた。
しかし、該当シーンの撮影自体は済んでいたものの、テレビシリーズでのムサシとコスモスの努力が無駄になってしまうことや『コスモス』を知らない世代にはカオスヘッダーとムサシの関係性が伝わらないだろうという配慮から没になった。『サーガ』でコスモスが終始ルナモードなのはこの名残である。
また、「ウルトラかいじゅうえほん」シリーズの一作『コスモスちょうじゃ』では観音様の役で登場。コスモスに優しさの大切さを説くという感慨深い役どころになっている。