真空管に似たガラス製のケースに文字又は数字、記号状の陰極が複数平行に並び、メッシュ状の陽極、アルゴンやネオンといったガスが封入されている。
陰極と陽極の間に約170Vの直流電圧を印加すると陰極から電子放出が起こり、陰極を覆うように赤橙色のグロー放電発光を生じ、陰極の字が読めるようになる。
小型化に限度がある、高電圧駆動を必要とする、(改善されつつあったとはいえ)短寿命など、いくつかの問題から現在は低電圧の発光ダイオードやVFD等に置き換わり役目を終えたが、JAXAのカウントダウンクロックやうどんの自動販売機など置き換わることなく現役で稼働する機器は残されている。
1990年代に製造は終了し、現在はニキシー管を製造しているメーカーはない。
独特の放電発光と陰極がそのまま見えるなど、独特の発光表示を好むものは居り、細々と一部のマニアにより愛好されている程度だったが、steins;gateのダイバージェンスメーターに使われたことで再び注目された。
また、PCの画面上の時計などで似せた表示方法を取ったり、数字を刻印したアクリルパネルなどを用いて似た表示方法を取ったものもある。
昭和世代の人は「ゲームコーナー置いてあるモグラ叩きのスコア表示」というと通じるかもしれない。
なお、近年小規模ながら新型が開発・製造販売されている。
そのものが登場:steins;gate(ダイバージェンスメーター) ウォッチメン 仮面ライダージオウ(ウォズ) シェルノサージュ
モチーフとした表示方法が登場:戦闘妖精雪風・ファイナルファンタジー7
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