『曖昧フィーリングス』とは、VOCALOIDのプロデューサー「YM」(ヨシヤ)による、通算10作目となるVOCALOID楽曲である。GUMIオリジナル曲としては、これが9作目となる。
2010年05月23日03時28分投稿。
これまでと同様、作詞・作曲・編曲・アニメーション・ギター&ベース演奏のすべてを、YMひとりでこなしている。
これまでとは打って変わって、全ての音が打ち込みで構成されている。
ピアノを主体とした静かで甘いイントロから、ロック調を抑えたバラードが展開し、自虐的で鬱々とした歌詞が乗せられる。そして、曲の中途よりドラムンベースに移行、叫びともつかぬ疾走感と、自らの思いを受け止めて強く生きる前向きな歌詞に、胸が締め付けられる。
変拍子を取り入れた予測困難な曲展開や、普段よりもサイケデリックな色遣いは、視聴者に高揚とも静寂とも付かない、曖昧な感情を抱かせ、翻弄する。
ちなみに、ラスサビでGUMIが歌うアニメーションは、アニメ「けいおん!」のED映像を参考にして描いたものである、とYM本人がブログで語っている。また、PV内にもYMの身の回りの品物が素材として描かれており、閲覧がてらどこに何が使われているのか探してみるのも一興かもしれない。
2011年1月16日リリースの1stアルバム『マインドコントローラー』収録曲。
曖昧な思想を 胸に抱いて歩いて
それに縋って生きて 得た物は何だっけっか?
僕は偽善者 みせかけの愛
そんなのじゃない そうじゃないはずなんだ
曖昧な僕はいいや 死んでしまえばいいや
自暴自棄という 言葉が大嫌いだ
そんな言葉にさ 押し込めないで
探しているのに 曖昧じゃない気持ち
あなたの探す 気持ち、ありましたか?
見つからないから 諦めましたか?
さあ、目を閉じて 己が胸に
聞いてごらん 嗚呼
君に幸あれ
君を守るよ
これは偽善か?
否 否 それでも
君が消えたら 僕は変わるだろう
きっと別の イキモノになっちゃうよ
今までずっと 胸の奥の方で 待ってたんだね
もう、目は 逸らさない
曖昧な僕はいいや もう追い出してやったんだ
自暴自棄という 言葉は大嫌いさ
たとえ偽善でも もはやどうだっていい
見つけたんだ 僕の確かな気持ちを
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