伊14(艦これ)とは (イヨとは) [単語記事]

伊14（い１４）とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場する、日本帝国海軍所属の巡潜甲型改二（伊13 型）2番艦〈伊14〉をモチーフにした艦娘である。

第一潜水隊旗艦、伊14、出撃するから！抜錨！

2017年 2月11日より開始された冬イベント「偵察戦力緊急展開！「光」作戦」の最終海域E-3の突破報酬艦として実装された。双子の姉の伊13も同海域のボスドロップ艦として実装されている。

巡潜甲型改二(伊13 型潜水艦)の2番艦である。初期から潜水空母であり、スロット数は初期で2スロット、改造すれば潜水艦初の3スロットとなる。これは姉の伊13も同様である。

愛称はイヨ。双子の姉の伊13と比べると容姿は瓜二つである。容姿だけでは左右対称になっていることくらいしか違いがない。服装は例によってスクール水着であり、腰のあたりには「イ14」という艦名が記されている。艦種の形を模した帽子を被り、腕には格納庫とカタパルトが装着されている。改造すると発艦直後と発艦準備中の「晴嵐」が2機追加される。

中破絵は、上半身がはだける姉ほどの破壊力はないが、お尻をこちらに突き出す状態になるので、やはりこの状態で放置してPCから離れるのは余りオススメできない。控えめな性格の姉とは対照的で元気ハツラツといった様相。

改造すると時報ボイスが追加される。この時報や放置ボイスで、彼女が某重巡にも劣らない呑兵衛であることが判明する。朝から日の出酒を呑み、夜は間宮で半舷上陸と称し、某重巡達と共に大騒ぎする。この有様を見た姉には泣きながら殴られる始末。また、16時のボイスでは、伊401の姉について語っており、そのうち会えるかもしれないとも話している。(まさかの伊400 実装フラグ？→実現しました「伊400(艦これ)」記事参照。ちなみに中の人も同じ。)

4年後に実装された訓練部隊での上官「長鯨」の時報にも第一潜水隊の一員として登場し、夕食を共にするが、やはりここでも伊14は酒を呑みだす。一応上官の前では「お開き」と言われて飲むのをやめているようだが…

性能

最大の特徴は、姉の伊13と2人だけの特徴でもある、潜水艦初の3スロットである事（改造後）。
今までの潜水艦娘は全て2スロットだったため、魚雷以外の装備を持たせる場合、必然的に夜戦のカットインを放棄しなければならなかったが、伊13＆伊14に限っては1個までならカットインを維持したまま別装備を持たせられる。
補助増設スロットも活用すれば、缶＆タービンによる高速化とカットインの維持も可能。

そんな特徴を有する伊14のステータスだが、伊400 型の実験艦であるためか、様々な面で伊401を一回り縮小したようなステータスを持つ。
火力は12と平均的な値であるが、雷装は68とかなり低めであり、夜戦火力を加味してもまるゆ改を除いて伊168と同率で最下位の性能である。ただ、上記の通り1個余分に装備を持たせられるという点を加味すると、この性能差は十分カバー可能なので、雷装を下げて別装備を持たせるという選択肢があると考える事ができる。

このように火力や雷装面では不安が残るが、装甲・耐久に関しては伊401に次いで2位と高めであり、回避に関してはU-511改や呂500に次ぐ性能である。

作戦を成功させた戦歴を反映してか、運の初期値は24と比較的高めであり、まるゆで限界まで改修した最大値は77と伊58の最大値79に次いで2位である。

伊14…そして、伊13の戦歴、覚えていてね。

1943年 5月18日に川崎造船所にて起工、1944年 3月14日に進水、1945年 3月14日に就役。伊400型潜水艦の代替補完をするために設計変更されて建造された。というのも、戦局の悪化により伊400型潜水艦の4番艦以降の建造が中止となり、潜水空母が足りなくなるという背景があった。そのために、巡潜甲型(伊9型潜水艦)6番艦として建造されていたものを急遽「晴嵐」が搭載可能な潜水空母として途中改装された。

就役後の1945年 5月には鎮海に入り燃料の補給を行なった。その後、ウルシー環礁の米機動部隊への攻撃が同年6月12日頃に決定され、同型艦の伊13と共に第一潜水隊に編入された。伊400や伊401も攻撃部隊として同隊に編入されている。この作戦が、伊13と共に参加した唯一の作戦、光作戦である。この作戦で、伊13と共に攻撃部隊より先行して偵察用の彩雲を輸送する任務に就いた。7月17日、彩雲2機を大湊で搭載し、同月11日にはトラックに向けて出港した。本来は7月9日に伊13より先に出港する予定であったが、軸管が焼き付く事件が起こったために出港は延期、先に出港した伊13を見送る形となった。出港後、8月4日に無事にトラックへ到着したが、先に出港したはずの伊13の姿はそこにはなかった。