北号作戦(ほくごうさくせん)とは、艦隊これくしょん~艦これ~における「遠征」作戦の1つ。
航空戦艦(伊勢改/改二・日向改/改二・扶桑改/改二・山城改/改二)2、駆逐艦2、自由選択2の計6隻編成で成功する。
史実的には、レイテ沖海戦に負けた大日本帝国海軍が南方資源を航空戦艦「伊勢」「日向」を基幹とする艦隊によって敵哨戒網を強行突破し同艦隊の本土帰還および資源輸送を行った「北号作戦」が元となっている。(扶桑・山城は航空戦艦化改装を受けていない上、前年のスリガオ海峡海戦により戦没している。)
1944年のレイテ沖海戦の敗北により東南アジアにおける制海権を米軍に奪われた日本は、それでも南方からの資源を本国に輸送しようと輸送船団による決死隊(「南号作戦」)を展開。米軍の潜水艦部隊によるウルフパックや空母機動部隊によりその殆どを壊滅されていた。
一方、帝国海軍も東南アジアに展開中の艦艇が本国に戻れず遊兵化しており、その帰還が課題となっていた。
エンガノ岬沖海戦で奇跡的回避により生存した航空戦艦「伊勢・日向」(第四航空戦隊、松田千秋司令官)及び最後の聯合艦隊旗艦「大淀」(本作戦に際し四航戦に編入)を基幹とする北号作戦が発動された。
航空戦艦として改造されつつも艦載機のない「伊勢・日向」、その来歴から大型の格納庫を有する「大淀」の格納庫や航空甲板に詰めるだけの資源を満載。「航空戦隊」とは名ばかりで「大淀」の水偵2機が唯一の「航空戦力」であった。護衛駆逐艦(第二水雷戦隊 - 「霞」(旗艦)、「初霜」「朝霜」)の計6隻は昭和20年2月、シンガポールから呉鎮守府への航海を開始する。
同時期に米軍機動部隊が硫黄島の戦いで出払っていたことが幸いしたが、米陸軍機や潜水艦らによる執拗な追跡を尽く回避し、途中第一駆逐隊の2隻などの支援を受け全艦無事に呉軍港に到着する。
本作戦が帝国海軍における最後の成功した作戦行動であったと言われる。
燃費優先の航海で帰還し「伊勢」「日向」「大淀」に残された燃料は、戦艦「大和」らに移され、同年4月の菊水作戦に供されることとなる。帰還した四航戦は解隊され、以降呉軍港にて浮き砲台として最後の戦い(同年7月、呉軍港空襲)に殉じ大破着底した。
随伴駆逐艦3隻は、同年3月10日付で、生存艦寄せ集めの「第二一駆逐隊」に集約。坊ノ岬沖海戦にて初霜を除く二隻が戦艦大和と運命を共にした。
*関連項目参照。
航空戦艦 日向(ひゅうが) *完部隊旗艦 |
航空戦艦 伊勢(いせ) |
軽巡洋艦 大淀(おおよど/おほよど) |
二水戦 霞(かすみ)*二水戦旗艦 初霜(はつしも) 朝霜(あさしも) |
日向・伊勢・霞・初霜はサービス開始当初から実装済み。大淀は2014年夏イベント「AL/MI作戦」、朝霜は2015年冬イベント「迎撃!トラック泊地強襲」にて実装された。これにより出発時における史実メンバーでの再現も可能となった。なお、2019年10月現在、「改二」未実装は「大淀」のみとなった。
艦これアーケードに伊勢型改二が実装された際、そのPV編成は「完部隊」となっていた。
ゲーム内で艦娘たちが本作戦や「完部隊」メンバーへの関連を次のように述べている。
公式4コマ(http://www.famitsu.com/comic_clear/se_kancolle/)では2回(+1回)取り上げられている。(2015/11/28現在コミック化されており、上記サイトからは閲覧不可。)
月刊コミックアライブ掲載の「艦隊これくしょん-艦これ- いつか静かな海で」(19話は公式閲覧サイトhttp://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF02000009010000_68/にて11/9まで閲覧可能。伸びるかも。)の18話~19話では、完部隊の6人が主役になっている。
なお、完部隊の護衛駆逐艦「霞」「朝霜」「初霜」及び19話で完部隊の救援に駆けつけた加賀・第十戦隊(長良+第十七駆逐隊)のうち、「浜風」「磯風」は坊ノ岬沖海戦参加艦である。
※海上自衛隊広報漫画的には「ひゅうが」「いせ」「かが」で〆。
史実をみても明らかなように、本作戦の活動範囲は本来「南西諸島海域」になるはずなのだが、遠征メニューでは「北方海域」に組み込まれている。スペースの問題なのか、運営のミスなのか・・・
史実「北号作戦」を含むゆっくり解説動画(大淀解説動画と初霜解説動画)
上記記事内容が掲載
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最終更新:2024/12/23(月) 23:00
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