2003年の半蔵門線押上延伸・東武線直通開始に伴う運用増加分として10両編成6本が半蔵門線用に新製された。
東西線の05系がベースとなっており、05系の同時期製造分車両とは共通点がたくさんある(内装の構成や床下機器など)。
外見は通勤型としては標準的な20m4扉構造で、アルミ合金セミダブルスキン構造である。無車体側面は塗装車体に紫・白・ピンクの帯を巻いている。
前面デザインは8000系のイメージを残しつつ、05系のイメージを加え、角ばった直線状のデザインを強調したブラックマスクのデザインとしている。
車内は清潔感あふれる白色をベースとし、床材はラベンダー色としている。
座席は片持ち式バケットシートで、7人掛け座席には4-3区分でスタンションポールが設置されている。なお、スタンションポールの設置は05系11次車とともに営団で初めてである。
窓のロールカーテンはフリーストップ式である(ただし、カーテンを止めるのに悪戦苦闘する乗客を見ることもある)。
車内案内表示機は2段LED式案内表示機を各扉上に設置している。
走行機器は三菱電機製2レベル式・ベクトル制御方式のVVVFインバータ制御である。ただし、全電気ブレーキではない。駆動方式はWNカルダンを採用している。
台車は営団の従来の車両で使用されていた住友金属製SS台車ではなく日本車輛製造製ND台車を採用している。ただし、当形式で採用されているND-730台車は05系11次車で採用されているSS-161台車と同じ構造である。
2014年度内に定期検査を施工した編成から順次車内照明のLED照明化と行先表示機のフルカラーLED化改造っを施工(08-101F・102FはフルカラーLED化は定期検査とは別個に実施)した。現在は全編成への施工が終了している。
東京メトロでは、フルカラーLEDを初めて採用した東西線の15000系から行先表示の書体をゴシック体に変更しているが、当系列は明朝体のままである。(同時期にフルカラーLED化された05系の編成はゴシック体になっている)
よって、フルカラーLEDと明朝体の組み合わせは今の所東京メトロではこの08系のみである。
車両形式 | 08-100 (CT1) |
-200 (M1) |
-300 (M2) |
-400 (T) |
-500 (Mc1) |
-600 (Tc) |
-700 (T') |
-800 (M1) |
-900 (M2) |
-000 (CT2) |
搭載機器 | VVVF2 | CP SIV BT |
VVVF1 CP BT |
VVVF2 | CP SIV BT |
|||||
自重(t) | 23.7 | 31.3 | 32.1 | 21.6 | 30.8 | 21.5 | 21.5 | 31.3 | 32.1 | 23.7 |
凡例
10両編成6本全車が鷺沼検車区に所属し、半蔵門線の運用に就いている。
8000系と共通運用であり、相互直通運転先の東急田園都市線・東武伊勢崎線にも顔を出す。
基本的にはメトロ車の運用に入っているものの、田園都市線の慢性的な混雑による遅延で運用が崩れる事も非常に多い。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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