「はじめまして」から はじまるRPG
PSO(ファンタシースターオンライン、Phantasy Star Online)とは、セガが運営していたオンラインゲームである。
ドリームキャスト用ソフトとして発売された後、windowsやゲームキューブ・XBOXなど様々なプラットフォームに移植やリメイクが行われた。
家庭用ゲーム機における初のブロードバンド対応ゲームであり、最盛期では国内外の登録者数が30万人に上った。
第5回日本ゲーム大賞を初め、計16個の賞を獲得している。
永野護(漫画家・メカニックデザイナー)や田中理恵(声優)をはじめ、数々の著名人がプレイしていた。
2010年12月27日でWindows版二作目となる『ファンタシースターオンライン ブルーバースト』がオンラインサービスが終了した。
これによりファンタシースターオンラインシリーズはオンラインサービスを完全に終了したことになる。
家庭用ゲーム機でプレイできるオンラインゲームとして登場した初期のMORPGのうちで、最も成功した作品となる。当時のオンラインゲームはパソコンでプレイするものがほとんどであったこともあり、爆発的な人気を得た。前述の賞を受賞したのは、おおむねこのDC版と、DC版ver2である。
また当時のインターネット接続環境といえばナローバンド接続が主流であり、そのためオンラインに接続しなくても十分にゲームが楽しめるほど、オフラインモードが充実していた。
他のゲームや後継バージョンに無い特徴として、「海外サーバーにも自由に接続出来る」と言う点がある。各サーバーには同時接続出来る人数に上限があり、最盛期の週末のゴールデンタイム等はよく日本のサーバー全てが満員になってしまうといった事がよくあったため、自ら望んで、あるいは仕方なく海外サーバーへとおもむいて海外のプレイヤーと交流しながらプレイすることもできた。
2001/6/7に「ver.2」としてアペンドディスクが発売されている。
これ単体でゲームを始めることもできるが、DC版(無印)からデータを引き継いでプレイすることもでき、その場合、そのデータを用いて無印で遊ぶことはできなくなる。
なおver.2によるサーバーへの接続はメーカーから出荷された時点から可能だったようで、一部の店舗で行われた「フライング発売」によってこれを手に入れたプレイヤーは6/6のうちにver.2ディスクを使ってゲームサーバーに接続していた。特に規約違反だった等と言う事は無かったが、本来公平であるべきスタートラインが一部ユーザーだけ早まった事に対して、フライング販売した店やそれを利用したユーザーに批判の声が一部で上がった。
など様々な要素が追加されているが、一定の手順を踏めば初期版でプレイしているプレイヤーとも一緒に遊べるという特徴がある。
余談だが、ver.2で追加された難易度「アルティメット」に関して、発売からしばらくは「あまりに難しすぎる」と言う声が耐えなかった。従来のバージョンでの限界レベルに到達し、最高水準の武器を所持しているプレイヤーでもアルティメットの森エリア1(最初のステージ)の敵相手でも攻撃が10回に1回も当たらない、等と言う事態が頻発。先述の追加レアアイテムは従来の武器より格段に性能が高いものが多く、それに合わせて調整されたかのようなバランスであったが、それらのアイテムは全てアルティメットでのみ手に入るようになっていたため、「アルティメットの敵を倒せる武器を手に入れるためにアルティメットの敵を倒す」と言うおかしな状況が発生した。もっとも、ver.2のパッケージからして「挑戦するための難易度」と書かれていたものであるため、バランスの良し悪しはともかくとして、単なるベリーハードの延長でない事については当然とも言える。
ちなみに旧バージョンではキャラクターが育ちきると命中力は過剰になる事が多く、またステータス次第でどこまでも威力の伸びる武器攻撃に対してテクニックは威力が頭打ちになる事などからハンター職が飛びぬけて強いバランスであったが、ver.2のアルティメットにおいては命中に関する基礎能力値が高いレンジャー職や武器に頼らないフォース職はある程度は従来の装備でも戦えたため、図らずともこの2職の救済措置になったと言える。(アルティメットのレア武器などを十分に揃えLv150以上まで育ったラインならばやはりハンターが頭一つ抜けて強かった)
DC版の移植作品。2001/12/20発売。
ハードがコンシューマ機でなくなったことによるロード時間の短縮・グラフィックの向上等以外はDC版のver.2とほぼ同じ。
コンシューマ機と同じくセーブデータをローカル保存する方式を取っていたが、データファイルへの干渉がより容易なパソコンであったため、データ改変などによるチート行為が以前にも増して横行した。
後述の「ブルーバースト」のサービス開始もあり、2004/1/1にサービス終了。実質2年間と他の機種よりも短い期間でサービスを終了することとなった。
コンシューマ機よりもアップデートが容易な環境ではあったが、サービス終了まで特に大きなアップデートは無かった。
後に語られたところによると、後続のゲームキューブ版と互換性を持たせ、各バージョンの交流によってのみ手に入るアイテムなどの構想があったとの事だが、チート行為が横行した事によって断念せざるを得なくなってしまったという話である。
正式名称「ファンタシースターオンライン EPISODE 1&2」 2002/9/12発売。
タイトルの通り、新ストーリーであるエピソード2が追加されている。従来のストーリーに当たるエピソード1ももちろん存在する。
大幅なバランス見直しが行われると共に様々な新要素も追加される。現在あるPSOの基礎がここで出来上がったと言える。
など、この他にも様々な点が変更されている。
トライアルも行われ賑わいを見せたが、初期のバージョンにおいてオフラインマルチモードにて特定の手順を踏むとアイテムを無限に増殖できてしまうという致命的なバグが発覚。リコール問題にまで発展したためソニックチームはバグ修正版との無料のディスク交換を実施した。
この関係でGC版のエピソード1&2にはディスクが3種類存在する。
初期版で接続出来るサーバーは2004/3/26に、修正版サーバーも2007/3/31にサービスを終了した。
2003/1/16発売。
内容はGC版とほぼ同じであるが、XBOXのボイスチャット機能に対応している。
オフラインモードも同様に存在するが、XBOX Liveに会員登録しなければオフラインモードも遊べないようになっている。
「ファンタシースターオンライン EPISODE3 カードレボリューション」
2003/11/27発売。
ストーリーこそ他のエピソードと繋がりが存在するが、ゲームは打って変わってカードゲームになっている。
オンラインモードも存在し他のプレイヤーと対戦できる他、ロビーはGC版エピソード1&2と共有しておりチャット等は一緒にすることが可能。
2007/3/31にGC版エピソード1&2と共にサービス終了。
「ファンタシースターオンライン ブルーバースト」。PSOBBと略される。
ブルーバーストとはエピソード1のストーリーにある、セントラルドーム付近での大爆発に付けられた名称。
2004/7/8正式サービス開始。2010/12/27 16時をもってサービスが終了されることが発表されたが最終的には24時までに延長された。
クライアントのダウンロードはオフィシャルサイトから無料で出来るが、30日のプレイチケットが付属したパッケージ版も販売されている。
前のwindows版の二の舞にならぬようにと、セーブデータを全てサーバー保存方式に変更。それに伴ってオフラインモードが撤廃され、オンラインに接続しないと一切ゲームが遊べない。
ゲーム内容はゲームキューブ/XBOX版の「エピソード1&2」の移植&追加修正版であるが、後に新シナリオ「エピソード4」が追加されている。
エピソード4はサントラCDと特典のレアアイテムのチケットが同梱されたパッケージで販売され、後に値下げされている。現在は無料でダウンロード出来るようになっているが、無料版には特典アイテムのチケットが付属していない。また無料ダウンロード開始に伴ってパッケージ購入をしたユーザーに追加の特典アイテムの配布を行っている。(現在でも新しくパックを買えば特典アイテムが2つ手に入る事になる)
掲示板
258 ななしのよっしん
2024/05/29(水) 20:23:57 ID: YrI91IB55k
アクションは面白さの本質じゃないんだよな
強化だとかアビリティだとかそういうのを考えなくてもいい、古臭いながらも純度の高いレア掘りが出来るところにPSOの面白さがある
259 ななしのよっしん
2024/05/29(水) 20:24:39 ID: hBvIdl7yeu
ほな今の時代にこれを出してもろて
260 名無し
2024/09/28(土) 21:54:42 ID: znhhQvAy8w
PSOは音楽もストーリーも効果音もデザインもすげえ良いしリマスター版出たら売れるとは思う
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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