DANCE aROUND 単語

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ダンスアラウンド

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DANCE aROUND(ダンスアラウンド)とは、コナミアミューズメントから発売されたアーケードダンスゲームである。2022年3月3日より全ラウンドワンで稼働開始。同年6月6日より北でも稼働を開始した。

概要

DanceEvolutionの流れをコナミの新作ダンスゲーム
DanceEvolutionではkinectを採用していたが、Microsoftkinectサポートを終了したため、新たにVISION POSEを採用しての再出発となった。VISION POSEはAIを用いて通常のカメラ人間格を検出するソフトウェアで、DANCE aROUNDではこちらで動きを判定していると思われる。また稼働開始の2022年3月DanceEvolution Arcadeが稼働を開始して丁度10年という節の時期になっている。

ラウンドワン決算発表資料で本作を「ラウンドワンオリジナルタイトル」と謳っており、稼働直後にコナミ公式で発表された入荷予定店舗一覧を見てもラウンドワンにしか導入されないことになっている。稼働開始日からおよそ2週間かけて全の店舗に入荷、店舗によっては4台以上設置しているところもある模様。

モニターを縦に3台積み重ねているため筐体が大きくなってしまっている。特に最上段のモニターを設置する際は大人3人がかりでないと危険な程。筐体の縦の高さは音ゲーの中でも群を抜いている。一方カメラkinectと異なり胸くらいの高さに設置されているため、高身長の人が手を高く上げたり、子どもプレイしても判定位置行方不明になることは少ないと思われる。

本作はライト層がメインターゲットのためスコア基準を格段に甘くしており、楽曲も有名ライセンス楽曲を中心にセレクトしていく模様。DanceEvolution Arcadeからのプレイヤーには、アーケード限定楽曲の救済も望まれており、実際に移植が進んでいる。DanceEvolutionからの復活曲はMASTER譜面本家と同じ振付で、それ以下の難易度は動きが簡略化。オリジナル楽曲にはIOSYSメンバーが関わっていることが多い。またDANCERUSH STARDOM同様、海外EDMレーベルからの楽曲も収録されている他、DANCERUSHDDRとは不定期楽曲交換が行われている。

DanceEvolution Arcade復活曲の一部には1P側、2P側で振付が異なる楽曲が存在するが、これを本作に収録する際は難易度で振付が異なるという本作のシステムを利用して両方の振付を収録するという手法を採用している。また、DaisukeDanceEvolution Arcade原曲PVの振付をアレンジしたものでMASTER譜面はこれがそのまま収録されているが、ADVANCED譜面はほぼ原曲PVの動きを再現したものにするなど、DanceEvolution Arcadeユーザー以外へのファンサービスも行われている。2023年8月にはFLOWER凛として咲く花の如く小悪魔ラヴリィレイディオが本機種への移植をもって現行BEMANI全機種制覇を達成した(前者2曲は再度の達成、後者は初の達成)。

実質的前作であるDanceEvolution Arcadeでは「1曲作るのに1かかかる」とスタッフが発言していたが、現在では技術が進歩したからか本作の楽曲追加ペース較的速い。

2022年10月19日より、コナミダンスゲームではお染みである消費カロリー表示システムが追加された。ウィークリー標も設定できるようになり、3段階で標を設定可。ただこの標の達成度による特典はない。またこの機プレイヤー側でキャンセルできないため、強制的に標設定させられることになる。

2021年11月1314日、ラウンドワンスタジアム千日前でロケテストが実施された。U.S.A.など有名楽曲がこの時点で並んでいたが、前述の通り公式振付はほとんど採用されていない(公式振付で踊っても判定が取れるようにはなっている)。ロケテストでは最高難易度としてオリジナル楽曲「Let's DANCE aROUND!!」のMASTER譜面一のレベル9として用意されていた。他の譜面べても複雑さは群を抜いており、本稼働でも最初のエクストラステージ専用曲として登場している。…が、本稼働初日でEXCELLENTが達成された。以前DANCERUSH STARDOMにて稼働からわずか1か月でライト向けゲームから音ゲーに変貌した前例があるため、コナミが本気を出さないか心配である。

本稼働からしばらくして、なぜか日清食品コラボを実施。ゲームアバターチキンラーメンキャラクターであるひよこちゃんが期間限定で選択でき、限定アバターで撮したモーションをSNSアップすることで、限定デザインe-amusement passが当たるキャンペーンに応募することができた。また期間限定でDANCE aROUNDをプレイすると1日1個0チキンラーメンが貰えるキャンペーンも開催されていた。

2022年8月には初音ミクとのコラボが実現し、プレイヤーアバターとして初音ミク実装され、関連楽曲5曲が追加、楽曲フォルダ「VIRTUAL SINGER」が新設された。衣装ダンスゲームに合わせて新たにデザインされている。なおアバター初音ミクに設定していると、ゲーム上のシステムボイスも全て初音ミクに差し替えられる

2023年2月には東方Projectとのコラボを実施、博麗霊夢アバターとして追加された。衣装デザインダンスが見やすいようアレンジが加えられている。同年10月には霧雨魔理沙アバターも追加されたが、こちらは追加購入コンテンツとなっている。

2023年12月にはひなビタ♪10周年記念イベントに参加。既存の振付がDanceEvolution Arcadeに収録されている楽曲含めた5曲が追加され、e-amusement購買部で利用権を購入することで日向美ビタースイーツ♪メンバーアバターとして使用できる。

本作オリジナルキャラクターアバターも用意されており、楽曲選択中に変更可。中にはe-amusement購買部で利用権購入が必要なアバターも存在する。

ゲームシステム

プレイ方法もDanceEvolution同様で、画面上に映し出されたキャラクターの動きをまねしながら、各所に配置されているオブジェクトで動きの判定がされている。判定はDanceEvolutionよりも更に甘く、BEMANIでもDANCERUSH STARDOMと同等以上にスコアが取りやすく、振付を覚えていないどころか初見EXCELLENTに至ったケースも散見される。ただ、DanceEvolution復活曲は一部ポーズ判定が厳しく、立ち位置を考慮しないとBAD判定になってしまうマーカーも存在する。

プレイ画面のシステムDanceEvolutionDanceCentralやJUSTDanceシステムを組み合わせたもの。画面上部に大まかなモーションの流れがタイムラインとして表示され、フレーズごとに区分けされている。途中数か所にボーナストリガーとなるフレーズが設定されており、該当フレーズ全てでPERFECT判定を取ることでハイライトボーナスに突入(1つでもGREAT以下の場合ボーナス消滅)。以後数フレーズの間スコアが上乗せされるボーナスタイムになる。

スコア判定は基本スコア100点+ハイライトボーナス20点の計120点満点。115点以上で最高評価のAAA+ランクとなる。クリアランクと別にクリアバッジもあり、FAILEDPASSED、FULL COMBO(NO BAD)、EXCELLENT(全てPERFECT)の4段階。スタンダードモードではエクストラステージへの挑戦も可で、条件は「2曲ともPASSED以上かつスコア合計が200点以上」となっている。ハイライトボーナスを逃すと厳しくなる。なお本作はエクストラステージ専用曲が用意されており、専用曲は他のモードや通常ステージで選曲できない(後述の時間帯を除く)。

譜面難易度BASICADVANCED、MASTERの3段階あり、難易度ごとに振付が異なっている。しかし、公式に振付がされているライセンス楽曲では最上位のMASTER譜面でも公式の振付が採用されていないことがほとんど。後々ノスタルジアのようなREALモードが用意されているのかもしれない。

普通プレイとは別に練習用のトレーニングモードも用意されており、6分間自由プレイになっている(途中終了も可)。楽曲プレイ中にリトライや戻し、送り機も付いており、楽曲プレイ難易度制限もない(エクストラステージ専用曲は除く)ため稼働初期のモードの中では最も経済的。1曲通してプレイした場合は通常通りスコアが保存される(途中で停止した場合スコア効)。また各種イベントでも獲得ポイントが優遇されている。1曲完走し、かつ残り時間が269以下の場合途中終了も可になっている。ただし途中終了した場合、一部イベントで獲得できるポイントに下方修正がかかる場合がある。

プレイスタイルも2パターンから選択することが可で、従来のダンエボ同様お手本を見て踊るノーマルスタイル、お手本が表示されず自由に踊ることができるパフォーマンススタイルが存在(判定はノーマルスタイルと同様に行われている)。パフォーマンススタイル時はVISION POSEが読み取った動きが画面端に表示されており、1プレイに1曲だけ、モーションを保存することができる。保存すると期間・回数限定で公式サイトから閲覧することが可。なおライセンスの都合か一部楽曲はモーションを保存することができない。

毎週水曜日17:0020:00と毎週土曜日15:0018:00は「みんなでDANCE aROUNDアワー」と題し、この時間帯のみ普段はエクストラステージでしか選曲できない専用楽曲の制限が解除される。これは最新の専用曲も例外ではない。キャンペーンでこれ以外の時間に解除される場合もある。

イベント

新規楽曲の追加は無条件解禁となる場合と、期間限定のゲージアンロックイベントパターンが存在する。ゲージアンロックBEMANI系ではお染みのプレイ毎に蓄積されるゲージの累積値で楽曲・譜面を解禁する方式。選択モードによって加算されるゲージ量に違いがあり、トレーニングモードが最も効率的。ただ全てトレーニングモードで消化しても大体1520プレイほどかかる。DanceEvolution復活曲は難易度ADVANCEDまでは無条件解禁で本家振付を再現したMASTER譜面だけゲージアンロック、というパターンが多い。この場合はトレーニングモード8回前後で解禁可

姉妹作であるDanceDanceRevolutionDANCERUSH STARDOMとは不定期に楽曲交換や連動イベントが開催されている。2022年には大の楽曲交換イベントMUSIC CHOICE」が開催、DDRDaRの間で5曲ずつの楽曲交換が行われた。DaRからはエクストラステージ専用曲のPrettiful!やゲージアンロックイベントの最終曲で現行最高難易度の1曲であるAcid Tribal & Dance放出されたが、DDRからは最高難易度Lv19の一であるENDYMIONやDEA復活曲のSakura Sunrise移植されることになった。

収録楽曲

大百科に個別記事がある楽曲のみ掲載

ライセンス楽曲

オリジナル・BEMANI楽曲

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