鹿児島市の市街地の北東部にある駅。「鹿児島」を名乗るものの中心駅については隣の鹿児島中央駅が役目を果たしており、名ばかり中心駅となっている。桜島フェリーのりばや鹿児島市役所はJRとしては当駅が最寄り。特急「きりしま」が停車する。特急「はやとの風」も停車していたが、2022年3月に運行終了することに。
書類上は鹿児島本線と日豊本線の終点となっているが、運行上は鹿児島本線も日豊本線も鹿児島中央駅を始発・終点としているため、事実上日豊本線の中間駅と化している。他に指宿枕崎線の一部列車が当駅まで乗り入れる。
駅舎は2020年2月から使われている5代目。駅の南側に駅舎がある。自由通路が併設されており、南側が「かんまちあ口」、北側が「磯街道口」を名乗る。
ホームは2面3線。他に貨物用の設備があるがそちらは「鹿児島貨物ターミナル駅」を名乗っている。
かつては名実ともに当駅が鹿児島の中心駅であり、鹿児島港・鹿児島県庁・鹿児島市役所が駅周辺にあった(鹿児島市役所は現在もある)。しかし、大正から昭和にかけて路面電車が開通すると市街地がどんどん南西に向かうようになり、結果として西鹿児島駅が市街地の中央部に位置するようになってしまった。さらには鹿児島港も再開発によって南部に拡張されたため、桜島フェリー以外は最寄りではなくなってしまう。
実態に合わせるため改称や中心駅の移転を検討。改称については当駅周辺の住民から反対の声もあって見送られたが、1971年に国鉄が特急列車や普通列車の起終点を西鹿児島駅に変更したことで当駅の地位は低下。それでも鹿児島県庁の最寄りだったので一定の需要はあったが、1996年に鴨池に移転したので現在は市街地にある駅程度である。
西鹿児島駅は九州新幹線開業によって鹿児島中央駅に改称した上に駅舎が建て替えられて綺麗になったのに対し、当駅は1976年に建てられた駅舎を2018年まで使っていたため古臭さが目立っており、没落した中心駅の様子を目の当たりにすることができた。現在は駅舎の建て替え等で多少はマシになっている。
鹿児島市交通局(鹿児島市電)の駅を併設しており、1・2系統ともに始発・終点である。2021年に大規模リニューアルされ、綺麗な駅となった。
隣の駅(鹿児島本線) | 当駅 | 隣の駅(日豊本線) |
---|---|---|
鹿児島中央駅 | 鹿児島駅 | 竜ケ水駅(一部通過) 重富駅 |
当駅 | 隣の駅 |
---|---|
鹿児島駅前停留場 | 桜島桟橋通停留場 |
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最終更新:2024/12/23(月) 09:00
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