鈴木郁洋とは (スズキフミヒロとは) [単語記事]

鈴木郁洋（すずきふみひろ、1975年 5月23日-）とは、福島県出身の元プロ野球選手（捕手）である。現在はKBO・KT ウィズのコーチ。

愛称はシドニーオリンピックに出場したことから、「シドニー」（名付け親は中日時代のわし）。

概要

KT ウィズ育成コーチ
鈴木郁洋
基本情報
国籍	日本
出身地	福島県西白河郡西郷村
生年月日	1975年 5月23日
身長体重	181 cm 75kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	捕手
プロ入り	1997年ドラフト4位
引退	2012年
経歴
選手歴仙台育英学園高等学校東北福祉大学中日ドラゴンズ(1998年-2002年) 大阪近鉄バファローズ(2003年-2004年) オリックス・バファローズ(2005年-2012年) コーチ歴オリックス・バファローズ(2013年-2020年) KT ウィズ(2021年-)
国際大会
代表ﾁｰﾑ	日本
五輪	2000年
プロ野球選手テンプレート

およそ捕手には見えないスマートな体型で、俊足が武器。

1997年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団。入団時には中村武志がおり、数年後には谷繁元信が移籍してきたため、捕手としてよりも代走での出場が多かった。

2000年には古田敦也の代役としてシドニーオリンピックに出場。ヒットも放つなど活躍している。

オリックスに入ってからは、セ・リーグ時代の経験を生かすために交流戦時に1軍に昇格することが多かったが、いかんせん打撃難であり、正捕手日高剛のほかに、的山哲也、前田大輔、辻俊哉といったライバルも多く、年を追うごとに出場機会が減っていった。

しかし的山がチームを去り、前田や辻も打撃不振に陥ると、長年の経験を考慮され出場機会が増える。2009年に岡田彰布監督が就任すると、どんでんにリードを酷評された日高剛に代わって、実質的に正捕手の地位を若手の伊藤光と争うことになった。しかし打力も含めて捕手としての実力を日高より評価するファンは少なく、ネット上では「顔で選ばれた」だの「どんでんの愛人」だの言われていた。