転校とは (テンコウとは) [単語記事]

転校とは、すでに学校に在籍している人がそことは別の学校に変わること。「親の仕事の都合で転校を繰り返した」「残念ながら転校生はイケメンではなかった」

概要

転入学、転学ともいう。今いる学校を退学して、別の学校に転入学すること。

親の離婚や結婚、転勤に伴う引っ越しや単に引っ越すなどによって、元居た学校に通えなくなったという理由が通常ではあるが、中には元居た学校が廃校になってしまった、いじめで今の学校にはとても通うことが出来ないなどの理由により許可されることもある。高校からは、公立の場合、転校が県外からの引っ越し以外認められず、また試験を課され合格する必要がある県が多い。

転校生が来る、というのは学生生活におけるビッグイベントでもある。転校生がものすごく美少女であったり、さっき登校中にぶつかった女だったとか、そういったことが起きれば当然ガラッと学生生活が変わることもあるからである。また、転校生が馴染めず浮いたりいじめられる、逆に転校生がとんでもない乱暴者で元からいた子に暴力をふるうなんてことがあれば一気にクラスは地獄と化す。また、好きだったあの子が転校してしまう、仲の良かった友人が転校してしまう、というのも切ない思い出になりがちである。あるいは、自分が転校する場合はこれまでの友人や好きだった子との別れ、次の学校ではうまくやっていけるかドキドキする、そんな重大イベントである。いじめられてたから救われた気持ちになった？まぁそんな場合もあるかもね・・・

…また、創作では同級生が死んでしまったり、生きてはいても登校できないような状態になった、社会的に抹殺されたことをぼかして「転校した」などと言うことがある。（『ひぐらしのなく頃に』『おおかみかくし』や『チャージマン研！』など。特に泉研が正体はジュラル星人であった星くんを殺害した後、そのことを残念がる妹に星くんは転校してしまったと優しいウソをつくシーンが有名である。）

似ているもの

似た概念に「編入学」がある。これは既に学校をやめてどの学校にも在籍していない人や外国の学校に通っている人が再び別の学校に入りなおすことをいう。主に不登校や成績不振で高校を退学した人が通信制や定時制の高校に入学するときに使われる言葉である。また、短大や専門学校を卒業した人が大学の三年次に割り込み入学する場合にも使われる。