若狭悠里とは (ワカサユウリとは) [単語記事]

若狭悠里とは、「がっこうぐらし！」の登場人物である。アニメではM・A・OがCVを担当。実写映画では間島和奏が演じた。

概要

私立巡ヶ丘学院高等学校の3年生で、愛称は「りーさん」。「ンーさん」でも「ソーさん」でもない。学園生活部の部長を任されている。かつては園芸部に所属しており、パンデミック時は屋上菜園で手入れをしていたため難を逃れた(アニメではこの際にゆき・くるみと初めて出会っている)。

茶色のストレートロングヘアーを左耳の周りだけバレッタでまとめている。普段は桜色のカーディガンを着ている。寝間着は軽装に羽織る物＋短パン。にこやかな笑顔でいる事が多いためツリ目になりがち。左目に泣きぼくろがある。左利き。
部員メンバーの中で最も身長が高く、巨乳。素晴らしく発達した胸をお持ちであるため原作での挿絵やアニメではよく胸を強調しており、アニメ情報誌の付録でセクシーシーンを担当する事も多い。

いつも微笑んでいるような温厚な性格で、包容力が高い。ゆきが巻き起こすひと騒動にもすんなり容認したりイタズラに悪ノリするお茶目な面も持つ。また、怒るととても怖い。学校生活においては料理と会計を担当しており、食材や電気（太陽光発電）の残量などを家計簿につけている。常に最悪の状況を考え対抗策や行動を決めておくなど、非常時への備えは怠らない。容姿・性格・特技・役割共に家庭的であるため、学校生活におけるメンバーのまとめ役を担っている。

原作・アニメで強弱の差はあるが、一見冷静に見えるが実際は精神的に脆い。平時での安定さも幼児退行し現実を認識できなくなったゆきに付き合い世話をする事で得ているモノであり、ある意味ゆきに依存しているといった状況である(これはくるみにも言えることだが、りーさんの方がより重大)。原作では相互依存の状況をみーくんから厳しく指摘され一触即発な空気になった。そのためか、不測の事態に弱く、本当の緊急事態に陥ると精神は一気に崩壊してしまう。

原作終盤でくるみが負傷し、その傷つけた相手がゾンビ化しためぐねえである事を知って以降精神の均衡が崩壊。ゾンビになりかけるくるみを前に更に追い込まれ、思いつめ包丁でくるみを殺す寸前でみーくんが薬を持って来た事で助かった。

その後、ヘリ墜落により火災が発生し学校のライフラインと屋上菜園がダメになり、バリケードも崩壊しゾンビがなだれ込むという危機的状況が発生。りーさんの精神は限界に達し、崩壊寸前になってしまう。

卒業後も精神の不安定さは解消されず、現実が認識できていない・めぐねえが居るかのように話したりと、本来の自分を取り戻したゆきのかつてのポジションに収まってしまう。

アニメではみーくんとの衝突は起きていない。また、やんちゃ盛りである太郎丸のセーブ役でもある。「運動会」での綱引きでは必死に綱を引っ張るゆきを笑顔のまま片手であしらっている。OPで毎回おっぱいが揺れており、本編中でも揺れまくる。自慢の胸でゆきやみーくんを受け止めたり、生着替え・シャワーシーンだってある。ファンからはアニメでのサービンシーンではみーくんが下(おぱんつ)・りーさんが上(おっぱい)担当とのこと。

卒業するところまでしか描写されていないのもあるが、原作ほど精神的に追い詰められてはいない。くるみがゾンビ化しそうになった際にはさすがに参り、くるみとの約束を果たそうとするが介錯は自主的に思い留まっており(ちなみに、くるみが目を覚ました際に寄り添っているキャラが原作のゆきから、りーさんに変わっている)、原作のように危機的状況で取り乱している描写はない。一方で今の安定を大切にするあまり重大な案件から目を背けている節があり、「職員用緊急避難マニュアル」を発見したにも関わらず地下シェルター探索を先延ばしにして行事を優先している判断にそれが表れている。