簡単に言ってしまうと、「建設業界のための簿記検定」である。何故この検定が存在するのかと言うと、建設業界は取り扱うお金が他の業界に比べて非常に高額になりやすく、会計の手法が特殊だからである。
試験自体は一般財団法人建設業振興基金が主催する民間検定だが、この団体は国土交通省認定の組織であるため事実上の準国家資格(公的資格)として扱われている。
1級または2級に合格すると建設業経理士の、3級または4級に合格すると建設業経理事務士の称号がもらえる。
なお建設業経理士1級の称号を得るためには原価計算、財務諸表、財務分析の3科目を5年以内に全て合格する必要がある。
建設業経理士1級は日商簿記1級や全経簿記上級よりは簡単で、日商簿記2級や全商簿記1級よりはやや難しいとされる。
建設業経理士2級は日商簿記2級と日商簿記3級の間くらいの難易度と言われている。
ちなみに建設業経理検定は建設業界以外ではマイナーな簿記検定ではあるものの建設業界では(2級以上なら)評価が高いため、日商簿記などと同様にTAC(資格予備校)などがテキストや問題集を出版してくれている。そのためテキストなどを使って勉強すると良いだろう。
公共事業の入札に参加する際には建設業経理士(2級以上)の資格を持っている人が多い会社(企業)ほど有利になると言われている。
そのため、多くの建設会社では建設業経理士の資格の取得が強く推奨されている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 18:00
最終更新:2024/12/23(月) 18:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。