山鹿市とは (ヤマガシとは) [単語記事]

山鹿市とは、熊本県の北部に位置する市である。

概要

基本情報
山鹿市やまがし
国	日本
地方	九州地方
市役所所在地	熊本県山鹿市山鹿987番地3
市町村コード	43208-3
面積	299.69km²
総人口	46,132人（推計人口、2024 年11月1日）
人口密度	154人/km²
隣接自治体	熊本県菊池市、玉名郡玉東町、和水町福岡県八女市大分県日田市
市の木	キンモクセイ
市の花	ツツジ
市の鳥	ウグイス
行政区画テンプレート

2005年 1月15日、旧・山鹿市、鹿本郡鹿央町・鹿北町・鹿本町・菊鹿町が新設合併し、現在の山鹿市が発足した。

熊本市からは車で約40分。

豊富な湯量を誇る温泉地で、古くから「山鹿千軒たらいなし」と謳われてきた。山鹿温泉に熊入温泉、平山温泉、菊鹿温泉、鹿本温泉など、いずれも特徴の異なる良質の湯を持つ。

江戸時代から参勤交代道として知られ、かつてメインストリートとして栄えた豊前街道には、天保から続く麹屋や重厚な門構えの造り酒屋などが建ち並ぶなど、江戸時代の面影が残る。

一年を通してお祭りが盛んで、中でも8月に行われる山鹿灯篭祭りは二日間でおよそ10万人が集まる。

菊池川に沿って広がった農地では、メロンやスイカ、ハウス金柑や栗などが栽培されるなど、農業が盛ん。栗の生産量は西日本一位。

和紙と糊だけでつくられる灯篭「山鹿灯篭」や竹材と和紙でつくられるうちわ「来民うちわ」などが代表的な伝統工芸品。

八千代座……明治時代に建てられた国から重要文化財に指定されている芝居小屋。現在も定期的に伝統芸能などのイベントが行われている。
さくら湯……江戸期の建築様式を色濃く残す大浴場。細川藩主の御茶屋とし記録が残る。
熊本県立装飾古墳館……熊本県の約1000点の古墳をデジタルアーカイブで展示する考古学博物館。国の史跡に指定されている岩原古墳群の一角に立地している。
鞠智城……山鹿市と菊池市にまたがる丘陵に築かれた山城。
山鹿灯篭まつり……毎年8月15日と16日に催される大宮神社の例大祭。1000人の女性が山鹿灯篭を頭にのせて踊る千人灯篭おどりという踊りが有名。濃霧に行く手を阻まれた景行天皇の一行を、山鹿の里人が松明を掲げて迎えたことが由来とされる。
山鹿灯籠浪漫・百華百彩……2月に催される冬の祭典。和傘や竹などを使ったオブジェが古き良き街並みを彩り、幻想的な世界を演出する。