厚ヶ瀬美姫 単語

厚ヶ瀬美姫（あつがせ　みき）とは、日本女子プロ野球リーグ（JWBL）に所属する野球選手（内野手・投手）である。
リーグ黎明期には投手経験もあるが、専ら内野手として出場する。2015年はコーチ兼任。

概要

経歴

小学校の時に父が監督を務める少年野球チームに参加。中学校の野球部には女子が入部できなかったため、父が結成した野球チームに参加した。

女子硬式野球部のある神村学園へ進学し、2008年には社会人、大学生に混じってIBAF女子ワールドカップで日本代表に選出される。この大会で活躍したが、スポーツトレーナーを目指すため野球を辞めて専門学校へ進学する。

しかし野球から離れたことがマイナスとなって意欲が停滞し、見かねた父が自らクラブチーム「塁」を設立。野球を再開し、女子プロ野球リーグ発足の報を受けて第1回合同トライアウトを受験して合格。トップレベルの成績であり、内野手1位指名で兵庫スイングスマイリーズに入団した。

2010年は全試合出場を果たす。

2011年に盗塁王を獲得。また、通算100安打を達成した（川端友紀に次いで史上2人目）。

2012年は打率.375を記録し、最高出塁率（.500）のタイトルを獲得した。

2013年からリーグは4チーム制となったが、ティアラ・カップ3位でシーズンを終えた。厚ヶ瀬自身も3年連続での打撃タイトル獲得は果たせず。

2014年にイースト・アストライアへ移籍。通算200安打を達成した。

2015年にディオーネへ復帰。また、同シーズンは選手兼任コーチとなる。

選手としての特徴

2014年終了時までの通算5年で一度も3割を切ったことがなく、3シーズンで三振1桁台に留まるなど、ミート力に長けている（2桁に達した2010年、2014年でさえも10三振に留まる）。また、選球眼がよく、四球が多く出塁率も毎年4割を超えている。一方、死球は2014年終了時点で通算2個であり、避ける技術も高いようである。

俊足であり、50m走のタイムは6.71秒。1年目は盗塁死も多かった（リーグ最多の10個）が、2年目には成功率が向上しタイトル獲得に繋がっている。また、左打ちでもあるため併殺打が少ない。

2012年に遊撃手、2014年に三塁手でベストナインに選出されている。なお、2014年はIBAF女子ワールドカップで遊撃手としてもベストナインに選出されている。守備も上手く、強肩で三遊間の深いゴロを捌く様は見所である。
攻守ともに優れ、ファンの人気も高く、リーグを代表する選手の一人である。

年度別成績

（投手成績）

（野手成績）

※太字はリーグトップの数字を示す

関連動画

2013年はサウス・ディオーネの背番号1、2014年はイースト・アストライアの背番号9の選手が厚ヶ瀬

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• 日本女子プロ野球機構（JWBL）
• 兵庫ディオーネ
• 父子鷹