川端友紀(かわばた ゆき、1989年5月12日-)は、日本の元女子プロ野球選手(遊撃手)である。兄は東京ヤクルトスワローズの川端慎吾。
OB | |
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川端友紀 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府貝塚市 |
生年月日 | 1989年5月12日 |
身長 体重 |
170 cm ?? kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 遊撃手 |
引退 | 2018年 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
女子野球部がなかったこともあり中学以降はソフトボール部に所属し、ポジションは投手であった。ソフトボールを続けていくうちにオリンピックに出たいという夢を強く抱くようになる。
しかしオリンピックの正式種目からソフトボールが外れ、実業団でもソフトボールを続けていたが会社の方針と自分の考えが合わず退団。今後について思い悩んでいたところに女子プロ野球が発足。「運命を感じた」と語っている。女子プロ野球第1回合同トライアウトを受験し合格。初の兄妹プロ野球選手となる。
2010年(1年目)からレギュラーとして活躍。安打、打率、出塁率でリーグ1位の成績を残した(ただしタイトルは首位打者のみ)。この年は投手として登板も果たしたがそちらでは結果を残すことはできなかった。
2011年も安打、打率、出塁率でリーグ1位。打率.406と女子プロ野球史上初の4割打者となった。
2012年も打率.364の成績を残し、チームの前期優勝に貢献。しかしプロ3年目にして初の無冠に終わった。オフにベストドレッサーを受賞。
2013年は新球団のイースト・アストライアに移籍。また、第5回IBAF女子ワールドカップに選出される。主に5番・指名打者として出場し、日本の3連覇に貢献した。シーズンでは7月7日に女子プロ野球史上初の通算200本安打を達成。打率.431、34打点、出塁率.537とキャリアハイの成績で変則3冠に輝いた。
2014年は打撃不振に苦しみ、打率.275に終わった。また、第6回IBAF女子ワールドカップにも出場した。
千葉ロッテマリーンズの益田直也とは市立和歌山商業高校時代の同級生である。
背番号23は青木宣親に憧れていたため。2014年11月に行われたニコニコ生放送『スポヲチ』で青木と共演した際には嬉しさのあまり号泣した。
「兄の真似をするのが好きだった」といい、小さい頃から兄とキャッチボールやノックをして遊んでいた。ノックの時にはよく兄の意地悪に遭い、毎回のように泣かされていたという。
兄に褒められることは滅多になく、女子プロ野球で打率4割を記録した年でも「4割で満足するな、6割打てるやろ」と祝福の言葉はなかった。ただ、女子プロ野球のトライアウトを受験し合格した際には「受かると思っていたよ」との言葉をかけられた。
正月には兄妹、親戚が集まってゲーム大会が毎年開かれる。遊ぶゲームはマリオカート、マリオチェイス、プロ野球スピリッツなど。また、地元貝塚市にある水間寺の餅まきに兄と一緒に参加するのも正月の恒例となっている。兄と共に野球教室を開催することも毎年の恒例行事であり、「恒例行事が多すぎる」と自らつっこみを入れている。
兄と喧嘩をする時は、力勝負では勝ち目がないという理由から物を投げつけるらしい。兄が怪我しがちな理由はこれのせいだったのでは、とネタにされた。
アストライア移籍のため関東に引越した際には、ソファー・テーブル・ベッドなどほとんどが兄のお古であった。
2011年には、年俸大幅アップ確実の成績を残している兄に、連絡を取る度「車買って」とおねだりをしていた。「全額は無理だけど、半分なら出す」と約束してくれたという。また、同年には兄妹コラボTシャツも発売されている。
2013年には、兄が「全試合出場できなかったら車でもなんでも買ってやる」と宣言。しかし開幕早々に左足首の手術を行い全試合出場は成らなかった。何を買ってもらったかは不明。
2014年のバレンタインデーで、兄とつば九郎、どちらの方がより多くのチョコを貰えるかの対決が行われた際にはつば九郎にチョコを送った。「お兄ちゃん、ごめんね」とのコメントを残している。
2015年には、兄が毎年松山で行っていた自主トレに初めて参加した。
「いつか兄に追いつきたいと思いながら子供の頃は練習していた。身近なところに大きな目標があり、支えがあり、私は幸せ者です」と語っている。
出塁率は2011年度よりタイトル対象だが、2010年度もリーグ最高出塁率を記録している。
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺 | 打率 | 出塁率 |
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2010年 | ドリームス | 40 | 176 | 150 | 20 | 59 | 11 | 4 | 0 | 25 | 3 | 0 | 3 | 20 | 3 | 9 | 3 | .393 | .466 |
2011年 | 50 | 185 | 155 | 23 | 63 | 9 | 4 | 0 | 27 | 6 | 0 | 1 | 26 | 3 | 7 | 3 | .406 | .497 | |
2012年 | 39 | 145 | 118 | 24 | 43 | 6 | 1 | 0 | 16 | 11 | 0 | 2 | 24 | 0 | 9 | 1 | .364 | .465 | |
2013年 | アストライア | 46 | 162 | 130 | 32 | 56 | 10 | 8 | 0 | 34 | 19 | 0 | 1 | 24 | 7 | 8 | 1 | .431 | .537 |
2014年 | 35 | 120 | 102 | 17 | 28 | 4 | 4 | 0 | 17 | 11 | 1 | 2 | 14 | 1 | 4 | 1 | .275 | .361 | |
2015年 | 50 | 173 | 145 | 32 | 55 | 13 | 1 | 0 | 20 | 19 | 1 | 1 | 26 | 0 | 7 | 3 | .379 | .471 | |
2016年 | 36 | 129 | 104 | 15 | 34 | 4 | 6 | 0 | 21 | 3 | 0 | 5 | 20 | 0 | 12 | 2 | .327 | .419 | |
2017年 | 47 | 177 | 141 | 39 | 56 | 8 | 3 | 2 | 16 | 2 | 14 | 5 | 28 | 5 | 6 | 3 | .397 | .509 | |
2018年 | 37 | 131 | 112 | 18 | 38 | 7 | 4 | 0 | 16 | 12 | 0 | 2 | 16 | 1 | 7 | 1 | .339 | .420 | |
JWBL:8年 | 380 | 919 | 767 | 134 | 430 | 47 | 25 | 0 | 135 | 62 | 1 | 11 | 124 | 15 | 44 | 10 | .380 | .472 |
タイトル | ||
---|---|---|
首位打者 | 3回 | 2010年、2011年、2013年 |
最高出塁率 | 3回 | 2011年、2013年、2017年 |
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最終更新:2025/01/11(土) 06:00
最終更新:2025/01/11(土) 05:00
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