上園啓史とは (ウエゾノケイジとは) [単語記事]

上園啓史（うえぞの　けいじ、1984年 6月30日-）とは、福岡県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
上園啓史
基本情報
国籍	日本
出身地	福岡県福岡市
生年月日	1984年 6月30日
身長体重	182 cm 84kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2006年大学生・社会人ドラフト3巡目
引退	2015年
経歴
選手歴東福岡高等学校武蔵大学阪神タイガース(2007年-2011年) 東北楽天ゴールデンイーグルス(2012年-2015年) オースターハウト・ツインズ(2016年) 滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(2017年) 監督歴滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(2017年)
プロ野球選手テンプレート

東福岡高校では吉村裕基と同級生だった。2年春の甲子園に出場したが、登板機会はなし。立教大学のセレクションに落ちて武蔵大学に進み、2年からエースとなって3年次にはチームを一部昇格に導いた。4年次には日米大学野球選手権の日本代表にも選出される。

2007年は開幕当初こそ二軍だったが、6月に一軍昇格して先発ローテーション入り。6月20日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で田中将大と投げ合ってプロ初勝利を挙げ、そのまま閉幕までローテーションで投げ続けた。規定投球回数には遠く及ばなかったが、17試合で8勝5敗、防御率2.42の好成績を挙げ、新人王のタイトルを獲得する。

2008 目はオープン戦から不調で開幕一軍を逃し、5月に一軍昇格。ローテ入りして4勝を挙げたが、7月下旬に2試合続けてKOされ二軍落ちし、そのままシーズンを終えた。9試合で4勝0敗、防御率3.14。

2009年は一軍登板は僅か1試合、二軍でも4試合しか投げられず、すっかり影が薄くなる。

2010年は開幕ローテ入りし2年ぶりの白星も挙げたが、6月以降は専ら中継ぎでの起用になった。25試合で3勝4敗、防御率4.75。

2012年は開幕ローテーション入りしたが、1試合登板しただけで登板機会が雨で流れるなどして二軍落ちし、そのまま一軍に戻ることなくシーズンを終えた。

2013年は背番号を61に変更。

2015年は一軍登板がなく、オフに戦力外通告を受けた。12球団トライアウトを受け、サンディエゴ・パドレスから招待選手としてトライアウトを受けたが、2度のトライアウトを受けても獲得に動く球団はなく、現役を引退した。

2017年シーズンからはベースボール・チャレンジ・リーグに新規参入した滋賀ユナイテッドベースボールクラブの初代監督を務め、兼任選手として試合にも出場した。このシーズンは前期5チーム中4位後期5位で終わり、監督を退任した。

2019年は春先にスポーツジムの経営者に転身して中学生の硬式野球チームを立ち上げるという報道があり会社のサイトも作られたが、その後サイトは消滅しており、現況は不明。

ルーキー時代、直球がジャイロボールではないかと言われ、パワプロでも特殊能力としてジャイロボールを持っていた。そのため今でもネット上では上園を指してジャイロボールと呼ばれることがある。