三崎口駅とは (ミサキグチエキとは) [単語記事]

概要

三崎口駅
みさきぐち　Misakiguchi
基本情報
所在地	神奈川県三浦市初声町下宮田495
所属事業者	京浜急行電鉄
駅番号	KK 72
所属路線	■京急久里浜線
駅構造	地上(一部高架)駅
ホーム	2面2線
乗降人員	18,265人/日（2013年度）
駅テンプレート

みさきぐち三崎口 Misakiguchi　三崎口　미사키구치
三浦海岸 Miurakaigan

相対式ホーム2面2線。地上駅であるが斜面に立地しているため、三浦海岸側のホームは陸橋から続く築堤上に、油壺側は掘割に食い込むように建設されている。このような構造のため、駅舎は油壺寄りの地平にあるが、ホームから見ると橋上駅舎に見える。
久里浜線は本来の計画では当駅より先、油壺、そして三崎へと向かう予定であったが、三崎への延伸が思うように進まず、国道134号との交点に当駅が建設されることになった。その後も三崎への延伸計画は検討され続けたが、ルート上にある小網代の森の環境保全運動の影響、マリンレジャーの斜陽化や三浦市の人口減少から延伸の必要性が薄れてきたこともあり、着工に至ることはなかった。2005年には土地買収の円滑化のため、として、事業廃止を国土交通省に届け出ている。

過去、接近メロディは山本コウタローとウィークエンドの「岬めぐり」が使用されていた。1番線・2番線ともに同じ音源を使用。しかし、このアレンジだとそらのおとしもののEDバージョンに聞こえなくもない。なお、2017年 1月13日からは、北原白秋が作詞した「城ケ島の雨」に変更されている。（「岬めぐり」は三浦海岸駅に異動）

バスターミナルとして

前述のように国道134号との結節点として建設されたため、三崎の市街地へ向けて、また横須賀市の相模湾沿いの地域へ向けて多数のバスが発着している。三浦市は漁師町であることもあってかバスの始発が早く、また、本数も比較的多く設定されているため、駅前のロータリーには常にバスの往来があるような状態である。

えきめん茶屋

三崎口駅の駅舎は開業以来ほどんど手が付けられず、ネオンサインの看板が残る「昭和の駅」といった雰囲気であった。しかし、バリアフリー対応のため改築工事が行われることとなり、ネオンサインは撤去されることとなった。

この時、ファンに惜しまれたものがもう一つある。それはロータリーに面した位置に営業していた駅そば「えきめんや」の営業中止である。「肉天そば」というオリジナルメニュー、そして安心と信頼の味が密な人気を呼び、わざわざ遠方から訪れるファンもいたとか。ちなみにTVKのSakusakuでも取り上げられたことがある。

そのように惜しまれつつ閉店したえきめんやであったが、改築工事が完了した2012年、奇跡の復活を果たす。帰ってきたえきめんやは名を「えきめん茶屋」と改め、そばだけでなくねぎとろ丼やスイーツまで扱う店になった。さらに何を血迷ったのかドリンクバーまで提供しており、電車やバスの待ち時間を潰すのにもってこいの店になった（三崎口駅前は小さい店が数店ある程度で、時間を潰せる店がなかったところがポイント）。もちろん、肉天そばも健在で、これにドリンクバーをつけることも可能。