七草・七種(ななくさ)とは、それぞれの季節ごとに決められた7種類の野菜・植物のこと。
七草というと思い浮かべるのは、七草粥、春の七草、秋の七草ではないだろうか。
毎年1月7日に食べる風習が残る、春の七草を用いた七草粥が有名である。秋の七草は万葉集に納められた山上憶良の歌に由来するとされる。歌の中に登場する「朝顔」は「桔梗」のことだとする説が現在有力。
春の七草は「食べて楽しむ七草」で秋の七草は「見て楽しむ七草」と思えば大体合ってると思われる。
なお、元々は「七草」という表記をしていたのは秋の七草で、春の七草は「七種」と書いて「ななくさ」と読んでいた。
夏の七草や冬の七草も存在するがその内容には諸説ある。
「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折りかき 数ふれば 七種(ななくさ)の花」
出典:万葉集巻八(一五三七)
「萩の花 尾花 葛花 なでしこが花 をみなへし また 藤袴 朝顔が花」
出典:万葉集巻八(一五三八)
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最終更新:2024/12/23(月) 11:00
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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