ラプラスの魔女とは、東野圭吾の小説、及びそれを基にした映画である。
円華という若い女性のボディーガードを依頼された元警官の武尾は、行動を共にするにつれ彼女には不思議な《力》が備わっているのではと、疑いはじめる。
同じ頃、遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きていた。検証に赴いた地球化学の研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。
価値観をくつがえされる衝撃。物語に翻弄される興奮。
作家デビュー30年、80作目の到達点。
東野圭吾のデビュー30周年記念作品。小説としては80冊目の著書にあたる。2015年5月、KADOKAWAから書き下ろしで刊行された。作者曰く「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。そしたらこんな作品ができました。」とのこと。
2018年2月に映画化に先駆けて角川文庫で文庫化され、3月には本作の前日譚となる『魔力の胎動』が刊行された。
ガリレオシリーズなど理系知識を用いたミステリーを手掛けてきた東野圭吾作品だけに、本作も2つの殺人事件(?)をめぐるミステリーとして始まるが、ジャンル的にはどちらかといえばSFだろう。タイトルが既にネタバレとか言ってはいけない。
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最終更新:2024/12/23(月) 15:00
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