マッハとは (マッハとは) [単語記事]

マッハ(Mach)とは、以下の事柄を表す。

マッハ１

音速（音の速度）。秒速約340m、時速約1225km。
「約」なのは環境条件によって微妙に異なるため一定ではない。

音速を超えるものは超音速とも呼ばれる。

１秒間で340m進むことから、音源までの距離を簡易だが特定できる。
- 花火や落雷など、光ってから音までの時間を秒針で計測実験すると分かりやすい。
1km先まで2.94秒、100km先まで4.9分（294 秒）、東京～大阪間^[1]を19.6分（1176.4秒）で到達。
ジェット戦闘機などの速さとして用いられる。民間旅客機ではコンコルドなども出すことができた。
- 音を置き去りにして飛んでいくため、近距離を除き轟音が聞こえた時にはもう居ない事も。
銃弾の速度もマッハ１以上の場合が多いものの、そちらはメートル毎秒の銃口初速で示される。
音速を超える際、白いスカートのような雲まとわりつく。（ヴェイパーコーン）
音波から生じた圧力によって空気中の水分が凝結したもの。　…音の壁 - Wikipedia
- 身近では、戦闘機の配備されている航空自衛隊の基地イベント等で見られる。
宇宙ロケットなど、地球の重力から脱出する第２宇宙速度はマッハ約32.8。（秒速11.2km）
- 衛星軌道の第１宇宙速度はマッハ約23.1。（秒速7.9km）

ただし音速を超えると騒音、衝撃波を伴う大音響（ソニックブーム）が発生する欠点が知られている。

航空機の場合はさらにエンジンの爆音も加わり、肺が震えるほどの轟音となる。大迫力だが。
銃・射撃などは消音器（→サイレンサー）による消音効果・隠密性が激減してしまう。
- 元から初速が音速未満か、音速未満なるよう火薬量を調整した亜音速弾を使用する必要がある。
戦闘機など、アフターバーナー全開にすると燃料を恐ろしく消費するといった欠点もある。
- 現在はそれを使用せずとも超音速状態を継続できるシステム（スーパークルーズ）もある。