1983年(昭和58年)11月に新たに発売されたタブレット状の入浴剤で、1個ずつ包装されている。タブレットをお湯に入れるとシュワーっと炭酸ガスが放出される。炭酸ガスが血行を促進し、疲労や肩こり、冷え症に効果的とされる(炭酸ガスによる温浴効果)。
開発のきっかけは医薬品の研究者がたまたま炭酸泉の効能に関するドイツの論文を読んだことからで、炭酸ガスが皮膚から体内に吸収され、血行が促進されるという効能を再現できないかと思い立ったことからである。当初は疑問の声があったが、上層部へのプレゼンテーションがうまくいき本格的な商品開発につながった。お湯に色や香りをつけるだけでなく「健康」というキーワードを加えることでヒット商品になり、他社は例えばきき湯(ツムラ<2003年発売>)などで後追いをせざる負えなくなった。
粉末だと炭酸ガスがお湯に溶けにくい問題があり、数トンものの圧力をかけてタブレット状に加工している。1995年(平成7年)には中央部に"くぼみ"をつけ、さらに渦巻状に改良されて炭酸ガスが均一に溶けるように工夫されている。
発売当初のラインナップは「ゆずの香り」と「森の香り」の二種類で、各5錠と10錠入り。翌1984年(昭和59年)には現在の主力である20錠入りが追加された。
フマル酸と炭酸水素ナトリウム(重曹)が水と化学反応をするとフマル酸ナトリウムと水、二酸化炭素(炭酸ガス)が発生する。
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