比較的浅い砂泥底を好む海水魚。ニベ科は270種を含む大きな科で、世界各地にニベの仲間が生息している。
別名として近縁種を含めて「イシモチ」「グチ」と呼ばれる場合が多い。大きな耳石を持つことがイシモチの由来で、釣りあげた時にグゥグゥ鳴くことがグチの由来。
なお70年程前までシログチの標準和名がイシモチであった。厳密に言うとニベとシログチは同科異属であるため、「ニベはグチではない」とも言える。
最大で60cmに達する大型魚で、仲間のオオニベでは最大で200cmに迫る個体も存在する。やや平べったい白銀色の体型をしており、スズキにやや似るがより丸っぽく優しい見た目。
旬は春から夏。地域によってはあまり馴染み深い魚ではないが、実はクセの全くない美味な白身魚で、刺身、塩焼き、唐揚げ、汁物、バター焼き、ムニエル、煮付けなどどうやって食べてもうまい。また、ダシも良いものが取れ、さらに卵(真子)までうまい。しかもそんなに高くない。しかも普通に釣れる。しかも結構デカい。歩留まりも良い。もっと評価されるべき魚かもしれない。
浮袋が妙に高い粘着力を持つことから、昔からニベの浮袋はにかわとして利用されている。このことから、愛想がない人のことを「他人への粘着がない」という意味で「にべもない」と言うようになったとされる。
虫餌などによる投げ釣りで狙え、比較的大型の個体はルアーでも釣れる。バイブレーションやメタルジグなど、ヒラメと同じ要領で良い。
宮崎県のサーフでは冬に接岸するオオニベをルアーで狙うのが人気。メーターオーバー、10kgオーバーの巨大魚を身近なポイントで狙える貴重な機会である。並のライトショアジギングタックルでは相当苦しい相手なので注意。
掲示板
1 ななしのよっしん
2019/01/30(水) 22:46:56 ID: PNzVydQLXI
軽視されやすいのは活き締めして早めに内臓抜かないと鮮度が落ちやすくて生臭さが出やすい
鮮度が落ちてくると魚臭さと別に皮目に川魚っぽい独特の臭いが出る
塩焼きの魚っていう先入観でそれ以外の食べ方を考える人が少ないってところかな
ただきちんと処理した冬のニベはマジでおいしい
適度に脂がのってはっきりとした甘みがある
ただの刺身もおいしいけど皮目を炙った刺身がまたおいしい
浮袋も茹でて刺身や煮て食べると独特のねっとり食感でおいしい
アラのお吸い物も絶品
流通ではいちいち安魚のニベのために処理なんかしないので
刺身、吸い物は釣り人が自分で釣った魚だけの特権
2 ななしのよっしん
2019/01/30(水) 22:59:32 ID: PNzVydQLXI
流通しているニベ(イシモチ名義で近縁のシログチと混ざってる場合がほとんど)も
記事の通り定番の塩焼き、煮つけ、ムニエルと何してもおいしいけど
特におすすめなのが清蒸(中華蒸し)
鮮度が少し落ちても香味野菜で臭いが気になりにくい
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最終更新:2025/01/09(木) 07:00
最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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