カゲロウとは、以下のことを指す。
昆虫の一種。体の上で細長い三角形の翅を畳み、腹部末端から2-3本の尾を出している弱々しい虫がいたらそれがカゲロウである。体長は多くの場合30mm以下。
幼虫は水生で、幼虫と成虫の間に亜成虫という翅(はね)が不透明で性的に未成熟なステージが存在する。不完全変態なので蛹(さなぎ)にはならない。なお翅が生えてから脱皮する昆虫は現生ではカゲロウだけである。
「陽炎(かげろう)」を彷彿とさせるところからその名がついたと言われ、古来よりその成虫の期間の短さ(数時間から長くても3日ほど)より儚さの象徴として扱われることが多いが、幼虫の期間も合わせると半年から1年生き、昆虫全体から見れば言われるほど寿命は短くない。ちなみに成虫は生殖をするためだけのステージで口器を退化させてしまっている。つまり口がない。
基本的に実害などはなく、主に釣り用の餌などに用いられることが多い。産卵数が一回に付き1,500-3,000であるため時に大量発生することがある。
ちなみに昆虫の中でも古いグループに属し、その起源は3-4億年前にまでさかのぼる。あの悪名高いゴキブリさんも同期である。(現在のカゲロウは化石種と体つきが少し変わっているが、ゴキブリさんはこの時期よりほぼ変わっていない。当時から完成されたお姿だったわけである。ゴキブリさんマジぱねえっす)
なお、カゲロウとはいってもウスバカゲロウは アミメカゲロウ目といって全く別のグループに属する。尾がない、静止時の翅が水平、完全変態、口がある、成虫の期間が長いなど全く別の昆虫である。気になる人はググってみてね。
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最終更新:2024/12/23(月) 20:00
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