恩返しとは、受けた恩に報いる事である。
当記事ではポケモンのわざの一つ「おんがえし」について取り上げる。
ポケモンの「なつき度」の値によって威力が変動する物理技。
威力の計算式は「威力=なつき度×10÷25」となっており、なつき度は0~255の値の範囲をとるため、最大時の威力は102ということになる(ちなみになつき度が0の場合は例外として威力は1になる)。
この102という値はノーマルタイプの物理技の中でもかなり高い部類に入り、これより威力が高いものは「ギガインパクト」や「あばれる」「すてみタックル」といったデメリットのある技や、「メガトンキック」のように命中率が低い技しかない。
そのため、ノーマル物理アタッカーを育成する場合は大抵真っ先に候補に挙がる。比較的デメリットが軽い「すてみタックル」を覚えるポケモンはそちらとの選択になるが、デメリットを少しでも減らしたい人はこちらを優先する。
ノーマル物理アタッカーには半ば必須に近い反面、ノーマルわざ自体は弱点を突けない性質上他のタイプのポケモンに採用されることはほとんどない。「スカイスキン」「フリーズスキン」等のタイプ変換系の特性を持ったポケモンであれば積極的に採用されるが、他ではキングラーやギギギアルといった、物理アタッカー向きのステータスでありながら物理技のレパートリーに乏しいポケモンがやむを得ず採用することがある程度である。
最大のメリットは、わざマシンで簡単に覚えさせられる点である。
わざマシン27自体もストーリーで容易に入手できるように設定されているため、気軽に使えるのがありがたい。
ストーリーでも頼りにはなるが、ポケモンをひんしにしてしまうとなつき度が下がってしまうため、この技を使わせる場合はポケモンのHPに常に気を配っておきたい。
なつき度に掛かる仕様が変更された『ソード・シールド』以降では、使うことが出来ない。
類似技として「やつあたり」がある。「おんがえし」とは逆になつき度が低いほど威力が上がる。
こちらの計算式は「威力=(255-なつき度)×10÷25」であり、やはり最大威力は102である。
最大威力は同じだが、なつき度というものはポケモンを育成する過程で自然に上昇するものであるため、なつき度を0に保つというのは面倒な手法である。大抵は捕まえたてのポケモンでもなつき度が0となっているポケモンは少なく、タマゴから孵化したポケモンは120、通信交換で得たポケモンでも70の初期なつき度が振られている。そこからなつき度を下げるにはカンポーやくを多用するか、わざとポケモンを何度もひんしにさせる必要がある。そんなわけでこちらを採用することは稀である。
育成の過程で回復薬を多用しなければならないポケモンであれば、ひんしになるまで戦わせた後「ふっかつそう」で回復させることで、なつき度を低く保つことはできる。
戦略的な意味で「やつあたり」を採用するメリットとしてメタモンへの対策がある。
この技を使用するポケモンにメタモンが変身した場合、メタモン側が意図的になつき度を下げる育成をしていない限り「やつあたり」の威力は必然的に抑えられることになるため、メインウェポンの一つを無力化することが可能になるというわけである。
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最終更新:2024/12/23(月) 14:00
最終更新:2024/12/23(月) 13:00
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