最近、四季が曖昧になり季節感が失われつつある……そんな日常に、改めて季節感を取り戻すことができる書籍『季節の兆しカレンダー』。草花や鳥、虫、空模様、行き交う人が着ているものや、ことば、家のなかに現れる「季節の兆し」を、二十四節気・七十二候に沿って紹介しています。なかには「運がよくなってきているサイン」や、季節ごとに行うといい開運法も多数紹介しています。今回は、Drコパさんに追加で伺った開運法を紹介します。
大晦日は、運気の転換点
12月31日、今日は大晦日です。
「晦日」は旧暦で月の末日を指すことばですが、一年の最後の晦日なので「大」がつきます。大祓や年越し蕎麦といった大晦日の風習には、翌日の元日を清らかに迎えるための邪気払いの意味があります。
そんな大晦日、毎年、年越し蕎麦は食べているけど、「大祓」は行っていないという人も多いのでは?
6月末に神社で行われる「夏越の大祓」に対して、年末の「年越しの大祓」は、年の瀬の大晦日までに行われるもの。新年を迎えるにあたって、半年の間にたまった罪穢れを清めるための行事です。
「夏越の大祓」は、大きな茅の輪の中をくぐる「茅の輪くぐり」をしますが、大晦日の年越の大祓は茅の輪くぐりはありません。
多くの神社で、事前に半紙で作った人形で体をなでて自分の厄を移したものを奉納し、神主さんにお焚き上げしていただく「人形祓い」をしています。年越しの大祓は1年間の締めくくりという意味もあることから、お礼参り(年末詣)も兼ねて行うといいでしょう。
神社の行事は強力な厄落としになります。
今年の穢れは、今年のうちに祓っておくことで、新年から驚くほど開運しますよ!
『季節の兆しのカレンダー』では、季節感を日々の生活のなかに取り戻すために知っておきたいことを500個以上も紹介しています。季節感は、意識しなければどんどん日常から失われていってしまいますが、草花や鳥の声、空模様に目を向け、昔から季節と運気の変わり目とされる二十四節気・七十二候、節句などに開運行動をすることで、暮らしは物心ともに豊かになります。季節の兆しのなかに隠れている「幸運があなたに訪れているサイン」は他にもあります。ぜひ、探してみてくださいね。