統計の話です。分布の有意差検定について 分布の有意差検定を行いたいのですが、カイ二乗分布を用いるのは合っていますか？ 実測の分布Ａと推定の分布Ｂを求めたのは良いのでが、ＡとＢが違うとか同じであると言いたいのですが、どうすれば良いかわかりません。 統計に詳しい方、どなたかお教えいただけると幸いです。

カイ二乗分布が妥当な場合も，そうでない場合もあり，質問内容からだけでは判断できません。 差し障り無い程度に，こんなこと調べた，こんな推定をした，という内容まで述べないと，判断できません。 ＊＊＊＊＊ 補足への回答 本問では，体積という，順序がある（大小関係がある）データの分布の比較です。 このような場合，カイ二乗検定より，コルモゴロフ・スミルノフ検定（通称Ｋ－Ｓ検定）が用いられることが多くなります。観察された頻度分布が正規分布であるかどうか，という検定にしばしば用いられる有名な検定です。 参考に，例えば，九州大学 工学部も授業ノートを見てください。 http://sysplan.nams.kyushu-u.ac.jp/gen/edu/MarineStatistics/2010/kougi14/kougi14.pdf 理論分布と観察分布を比較する場合は，1標本検定です。これらの累積分布を比較し検定します。 Ｋ－Ｓ検定がカイ二乗検定より優れている点は，個々のデータを無駄なく利用して検定できる点です。カイ二乗検定の場合は，いくつかのグループに分けた頻度を比較し，それらがある程度大きな期待値（通常，n > 5）を持つ必要があるので，個々のデータの情報が失われてしまう可能性もあるのです。 再補足できないでしょうから，実際やってみる時に，分かりにくい点は再質問してください。