旦那の… 曾祖父がロシア人 曾祖母が日本人 →長男（大伯父）…金髪碧眼 次男（祖父）…日本人顏 ここで、長男と次男は一回り以上年が離れており、次男の物心つく頃には長男は、自分の外見のせいで差別を受ける事に傷付き勘当同然の状態で満州に移住。その為、次男（祖父）も自分に兄がいる事を知りませんでした。 次男（祖父） →子…旦那の父 物語中、この祖父は既に他界していて、旦那の父親も「死んだ親父は一人っ子だと言っていた」と言っています。兄の存在を知らないのですから当然です。さらに旦那の父親は自分の祖父がロシア人であったことも知らなかったようです。 満州に行ってしまった長男はその後も、家族にではなく、従姉妹のある女性にしか便りを出しておらず、帰国後すぐ亡くなってしまうのですが看取ったのもその女性だけです。ちなみに問題になっていた金髪碧眼の赤ちゃんが自分達の親族であると説得し、そのハーフの長男がいた事を皆に語ったのがこの従姉妹です。 この度金髪碧眼の赤ちゃんを、誰も自分達の親族だと認めなかった事情はこういう事でした。 曾祖父の従姉妹の女性がいなかったら、この母親は浮気の疑いを晴らす事も出来ず家族もバラバラになってしまったでしょうね。 最後はちょっと涙がほろっと出るような、ハートフルなお話でした。