どうしてバスキン・ロビンス(Baskin-Robbins)を「サーティワン」と呼ばせるのは不二家の経営戦略に過ぎないのですか? “31”を図案化したロゴタイプは、アメリカのバスキン・ロビンス社が1956年に創業した時から使われており、本国では専ら“Baskin-Robbins”と呼ぶことから、“31”はシンボルマークに過ぎないのが現状になっています。 日本法人が1973年に不二家がバスキン・ロビンスと提携する形での子会社として設立されており、2007年から「B-R サーティワンアイスクリーム株式会社」が正式な社名となっています。「サーティワン」の略称は、不二家が独自に定めたローカルルールに過ぎず、横に記された“Baskin-Robbins”が脇役のように扱われています。 後にバスキン・ロビンスにおける台湾やフィリピンの現地法人も、日本法人の支援を強く受けていることから、その影響でその地域での呼び名も「サーティワン」と呼ばれるのはその事情によるものです。 即ち、世界的には「バスキン・ロビンス」(「サーティワン」の知名度は低い)だが、日本および日本法人の影響を受けた台湾やフィリピンに限って「サーティワン」と呼ばれ(「バスキン・ロビンス」の知名度は低い)、国によってバスキン・ロビンスの呼び方に差があることが解りました。