海外サイトで黒のレザージャケット（ゴートレザー）を購入したのですが、少し硬い感じがしたので馴染ませようと、冷水洗剤なしで洗いました。 すると、色が抜けて茶色や赤色（元の染色と思われる）の部分が沢山出て、黒の部分は一部だけになりました。 革を馴染ませるために、ショットや666のライダーズ（牛革）で数回洗いましたが（これは薦められる方法でないのは理解しています）一回の洗濯で色が抜けたことはなくビックリしています。 なぜこんな現象になるのでしょうか？ 水性の黒色染料を吹き付けて黒色にしていた粗悪品だったのか、ショットや666の革がしっかりしている、若しくは牛革は色が抜けにくいもので、他の革ではこんな簡単に色抜けがするものなのかを知りたいです。

レザージャケットの色落ちについてのご質問ですね。 ゴートレザー（山羊革）は牛革と比較して繊維構造が異なり、一般的に以下の特徴があります： ・ゴートレザーは繊維が細かく、表面の革質が柔らかい ・染料の浸透性が牛革と異なる場合がある ・仕上げ方法によっては表面処理が弱いことがある お持ちのジャケットで色落ちが起きた原因として考えられるのは： ・表面染色（サーフェスダイイング）が施されていた可能性 ・染色の定着処理が不十分だった ・安価な水溶性染料が使用されていた ・革の仕上げ（フィニッシュ）が弱かった Schott（ショット）や666などの高品質ブランドは： ・染色工程に時間をかけ、染料を革の奥まで浸透させている ・耐水性の高い染料や仕上げ剤を使用している ・品質管理が厳しく、色落ちしにくい製品を提供している 革製品は基本的に水洗いを避けるべきですが、高品質な製品ほど多少の水濡れでも極端な色落ちは起きにくいです。 今後のケアとしては： ・専用の革用クリーナーやコンディショナーを使用する ・色が落ちた部分は専門の革修復サービスに相談されることをお勧めします