スナック経営するなら・・・(元銀行融資担当者)
時代の流れに乗ったスナック経営が求められる。
近年、円安、デフレ、賃金安、会社の接待費削減などで、需要が減少している。また、コロナ流行などのリスクも発生しているから、銀行融資も期待できないという環境・・・
特に問題なのが、男性の威厳が失墜しているため、スナック行くのでさえ、妻や子どもたちの猛反対を食らってしまう。
それと、スナック経営者になると家族に話せば、妻は猛反対し、子供(特に娘)は泣き出し、友人は、1年以内の廃業率3割と反対してくる。
あなたが独身で友人もいないなら、反対はないかもだけど、それはそれで、集客にマイナスの影響になる。それに、あなたが独身なら、結婚問題もいずれ起こると思うけど、相手の親が猛反対する可能性が大である。これは、夜の商売、ギャンブル業界共通の話ではあるのだけど・・・
こういう環境でスナック経営するわけだから、協力者は少ない。
あなたに友人が100人いたとしても、1年後常連客は数人レベルになっている。これが現実。
スナック経営でツケ払いをやらない店も多いけど、常連客から、「ごめん、今日財布にお金入れてなかった」と言われたとき、どうするのか?
無銭飲食で警察に通報するのか?ツケ払いにするのか?
多くがツケ払いにせざるを得ないわけで、これが多額になっていって、売掛金の回収が困難になってくる。集金業務に不慣れですから、結局時効成立で、泣き寝入りになってしまう。
そのころ、運転資金が底をつき、銀行融資は断られて、サラ金からお金を借りることになったりする。
その後、倒産、破産の流れになる。
それから、近年では、口コミが重要視されている。新しい店ができれば、既存店の売上に影響してくるから、悪い口コミがたくさん書かれる。ゴキブリがウロウロした不潔点とか、ぼったくりされたとか・・・
そういう口コミ対策は重要になっている。徹底的に開示請求して、訴訟を行って撲滅させていく必要がある。ラーメン店も新規店は悪い書き込みされたという方が多数いる。顧客じゃない同業者の悪意の書き込み対策が甘いからこういうことになってしまう。
以上まとめると
1 接待費なし、コロナ再発ありで環境は厳しい
2 銀行融資は、まず無理
3 家族や友人の反対
4 悪意の口コミ対策が必要
5 売掛金回収対策
これらを対策したスナック経営、
1 低コスト(1人経営店)
2 軍資金確保
3 覚悟を決めるしか無い
4 弁護士に依頼して訴訟し、徹底的に撲滅
5 アプリ決済とかクレジット決済とかで対応する。最悪でも事前に売掛金の支払いに関する覚書を作成しておき、サインを貰っておく・・・
成功を祈る!