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「ない」。 事業が完全に成功するのであれば、公共でやる理由がない。 民間でやるには資本もないし利益も出ないからつぶれてしまって、公共交通機関としての役割を果たせないから札幌市交通局というものが出来て赤字を出しても今に至っている。地下鉄が生んだ経済効果などを全て抜きにして「事業自体が赤字だから失敗である」という話をし出すと、出てくだけで収入がないから常に赤字が確定する補助系公共政策なども全て失敗ということになってしまう。 バス事業を民間に売り渡した結果どうなったかというのは現実にあって、今の札幌のバス路線網を見ればそれが答えです。拡充されていないし、廃止路線が多くなって住民の不満も高いというニュースも散見される。 「市場の失敗」を「公だから受け止められる」ために「サービス」しているのであって、「利益なくして事業なし」みたいな言い方しかできない人に、公共サービスや公営企業体というのは理解できないものではないかと思います。
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その他の回答(2件)
失敗といえるかどうか、 でも、赤字を膨らませた理由の一つは間違いなく人件費でしょうな 札幌市営バスの路線が民間に移管されたとき、路線と一緒に民間企業に移った職員はほとんど皆無だと聞いています 年収一千万越えの人も珍しくない職場のようなので、民間の給与レベルではやっていけないといったところでしょうか …でも、民間会社の社員はそれで頑張っていたのだから失礼な話だと思いますな
ID非表示さん
2010/7/6 11:54(編集あり)
失敗というか、どこの都市の地下鉄も建設費の支払利息が原因です。確かに公営だと民間と比べて無駄が多く、殆どが原価で対応するんです。ですので、物ひとつでも民間では考えられない金額がかかってます。 僕もs_linerさんのお考えに賛同です。確かに赤字は良いことではなく、無駄遣いはいけませんが、利益よりも利便性を優先しているのが、公営企業です。 どうも、赤字=悪者、公営だから問題=民営化みたいな傾向がありますが、地下鉄の建設を民間にさせたら、とてもできないと思います。東京メトロも民間になってしまったため、副都心線以降は作らないと言ってますしね。