黄大仙の blog

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習近平国家主席の目に入らないように、中国側関係者がペルーの繁華街で台湾の電子広告を強制的に切断した。

南米ペルーの首都リマではAPEC年次総会が開催されましたが、現地メディアによると、中国側関係者を名乗る人々が、リマに向かう習近平国家主席の車列に、「TAIWAN」の看板が見えないようにするため、40分間にわたり電子広告を切断したほか、17人の中国人がビルの上の看板を強制撤去しようとしたとのことです。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

ペルーで台湾の広告を中国が切断 写真はイメージ

 

  中央通訊社は在ペルー代表処のコメントを引用し、中国側の理不尽な行為は一般民主社会との深刻な断絶を浮き彫りにしたとし、報道後直ちに広告主を支援し、各地の広告パネルの警備維持を強化したと伝えました。

 

  ペルーのAPEC年次総会は首都リマで開催されましたが、台湾の駐ペルー代表処は市内の7つの重要な交通路を選び、「TAIWAN」の文字とチップを背景にした電子スクリーン広告を設置し、台湾の半導体、人工知能(AI)、デジタル貿易の強みをアピールしたいとしていました。

 

  中央通訊社の報道によると、17人の中国人のグループがリマ中心部のグラウ大通りにある20階建てのランドマークビルに押し入り、ビルの上にある大きな「TAIWAN」の広告を取り外そうとしました。

 

  習近平に広告パネルを見せないため、中国側も現地の臨時雇用の労働者を動員し、人海戦術と同様にパネルを覆ったが、効果は薄かったと関係筋は語りました。

 

  台湾のペルー駐在員事務所によると、台湾はAPEC開催国でイメージ広告を掲載する慣例に従っているが、今回の中国側の理不尽な行為は、台湾と一般民主社会との深刻な断絶を浮き彫りにしているとのことです。

 

  報告を受けた駐ペルー代表処は、直ちに広告主の広告板の安全強化に協力し、広告主はその信用を守るため、常に警察と緊密に連絡を取り合い、不法行為を未然に防ぎました。

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  ペルーと台湾は公式な外交関係を持っていませんが、経済や文化を通じて交流を深めています。ペルーは「一つの中国」政策を支持しており、台湾を独立国家として認めていません。しかし、非公式な形で協力関係を築いています。

 

  ペルーでAPEC首脳会議が開かれるのに合わせ、半導体産業を中心とした台湾の国際社会への貢献をアピールする広告が作られました。

 

  広告は、半導体のイメージ画像を背景に「TAIWAN」の文字が大きく配置され、英語で「世界の繁栄に台湾と協力する」と書かれており、10月中旬に空港の税関手続き窓口近くの通路に設置されましたが、約1週間後に取り外されていました。

 

  同様の広告はリマ市内にも複数設置されており、中国人とみられる人物による妨害行為が発生し、広告の電源を約40分間にわたり遮断したり、広告が設置されている建物に侵入して撤去しようとしたりしました。

 

参考記事

<自由亜州電台>为不让习近平车队看到 中方人士强行断电秘鲁市区的台湾电子广告

https://x.gd/OQs8h