ダンスフロアの向こう側

DJ GIRLFRIENDの告知や考えていることなどをまとめています。

目次

 

所属パーティについて

#鮮やかなダンス

全国回遊型のオールミックスパーティ。ゲスト陣や会場内容によって、選曲の方向性や雰囲気が変化します。プロモーションプレイリストを毎回作成しているので、ご参照の上ご来場ください。

moon, mood, mode

ニヶ月に一回程度、早稲田・音楽喫茶 茶箱を拠点に行う国産ポップスパーティです。J-POPをはじめとし、Vtuber/アイドルなどサブカルチャー関連の楽曲も流れますが、アンセムとして使用するのではなくダンスミュージック的な解釈を行っているのが主な特徴です。

#BUIYABASS

だいたい偶数月最終木曜日に札幌・Club ANiMAにて開催される、Drum&Bassパーティです。メインストリームのDrum&Bassだけでなく、Drum&Bass要素のある楽曲を広く解釈しているのが特徴です。

#スパオタ

福岡を拠点とするアニソン原曲を主とするアニクラです。

 

今後の出演・パーティ記録

今後の出演については、クラブ情報wiki(仮称)の私のページに纏められています。

※「ガルフレ」はアニソン原曲DJを行う名義です。プレイ内容のご確認にお役立てください。

scrapbox.io

DJ MIXについて

主にSoundcloudにアップロードしています。

soundcloud.com

Soundcloudの容量が足りなくなった場合は、Altscrapへ移行いたします。こちらもご覧ください。

scrapbox.io

2022年以前のmixは、mixcloudへアップロードしています。

www.mixcloud.com

 

ブッキングについて

無料でのDJ依頼は特別な事情がない限りお受けできません。少額でも交通費をいただければご依頼可能ですので、ご予算感などをご提示の上ご依頼くださいませ。

札幌市内でのご依頼に関しては、交通費に加えて若干額のギャランティをいただきます。こちらも開催規模や事情に合わせて調整しますので、お気軽にご相談ください。

 

また、ご依頼の際はJ-POP中心・アニソン中心・ダンスミュージック中心など、どの軸に合わせてのDJをご所望かご指定いただけますと助かります。

 

 

202404 - 202405

意味わからないくらいDJをした。更新遅れた。

 

202404

色々あり実家に帰る時間があったので実家に一ヶ月弱帰省。実家に帰る度思うけど、両親の自分に対する認識が高校生あたりから禄に更新されていない。生活リズムが噛み合わなかったり、プライベートな感覚が合わなかったりしていてコミュニケーション不全を感じる。これは僕も悪いが、両親は両親で不器用なのだ、という諦めが最近ついてきた。悪い意味でコミュ障で陰キャの親子である。2月に姉が結婚式を迎えたこともあり、そのあたりをきちんとしなくてもいいかという諦めがついて良かったかもしれない。誠実でマトモな人間になるのはもはや難しい。歪みを抱えつつ、それが爆発しないようそこそこにごまかしつつやっていこうと思う。

mmmに行ってその後はRDC。mmmは比較的調子が良かったように思う。kakiさんの時も思ったが、に君のようにパーティによく通ってくれている人のパーティへの解像度にビックリする。僕らがカバーできない広さで縁の下の力持ちをやってくれるようなDJをしてくれて頭が上がらない。少し飲みすぎたと思いつつもRDC行きの夜行バスへ行く。

RDCではkakiさんと一緒になり、ボランティアをこなす。配属的にかなりきつめのところだったらしいが、音は浴びれるしたまにフロアで踊れるしでこれ以上のことはない。シフトを終えて深夜のRedbullステージへ行った時はもう最高。あの広さとあの照明の強さ、これだけの人がフロアで踊っているという事実に食らう。saluteの深夜セットは極上だった。また行きます。

福岡で高校の友人と久々にあったり、地元が同じな愛さんと飲んだり、大学の同期と思い出のラーメンを食いに行ったり色々な人と会った。その度に、その人と出会った頃とだいぶ違うことを言う自分に驚き続けている。1年後の自分に対する期待と不安を交えながら札幌で暮らしたい。

 

202405

5月はDUCT、電式、金踊日の3つに出演。

DUCTでははじめましての方も多い中、自分ができるダークな音楽をやるとのことでBassline→Breaks→Dubstepのアッパーでパンチの強いベースミュージックを1時間プレイ。unoさんの前とのことで期待して180あたりで渡したら面白い具合に受け取ってくれて満足。よく自分のDJはチル・メロウとか言った言葉で例えられがちだけど、クラブで遊んでいる時間としてはベースミュージックが圧倒的に長いしこういうのもいいなと思った。

電式。最初から上げすぎている印象があったので自分で一旦オチをつけてしまおう、と思いFootworkからドラムン、そしてPAS PASTAのriver reliefへ。そこからR&B→和モノへスライド。村瀬さんのテイストを理解していればもう少し転換うまく行ったと思うのでそこだけ悔しい。でもmograやasiaで20歳の頃遊んでいたようなあの頃感は出せた気がする。moleでオールミックス系のイベントをやらなくなって久しいし、こういう場所が定期的にあるのは良いかもしれない。久しぶりにクラブであった友達と近況報告できたのも良かった。

金踊日。初めてやる和モノパーティとのことで客入りが本当に心配だった中、お客さんに恵まれ大変盛り上がった。これはシンプルにゲストとお客さんのおかげだと思う。僕のDJでは何やっても盛り上がるターンで、酔っ払った勢いで30分B2Bタイムが発生。初めてクラブに来る大学生や社会人の人たちもいて、酒を奢ってクラブに馴染んでもらったみたいで良かった。

202403

今月はなぜか仕事が多い。気付いたらずっと仕事をしている......仕事が増えると金が増える。金が増えると金の使い方が雑になる。だからあんまり激しい仕事の仕方はしたくない。仕事をしていると機会損失もすごい。今月だけで3本くらいライブ・パーティを逃した........時間の使い方は考えたい。

 

THE PARKへ出演。30分はやはり短い。もう少しできることがあったのかそうじゃないのか分からないが、とりあえず流れを変える意味では好調だった気がする。

クラブで遊ぶ時はロックDJでもアニソンDJでもなく、ベースミュージックのDJを聴いてる時間が一番長い。それを考えると、曲のテンポ感がある程度変わらずに踊り続けるのはクラブに求める一大事項だ。そういった自分とは違う価値観でDJをしているロックDJには学ぶことが多いなと感じる。

ミドルテンポあたりで渡されたのでゆっくり落としていって、最後に倍でフリーレンOPをフックにして一旦流れを切る。そして四つ打ちっぽいロックを多めに組み込んだ流れで次のAimlessさんへの流れを作る。大体こういったイベントでは文脈ありきのDJになりがちだけど、そこは折れず自分のセレクト/ムードで闘っていくスタイルがハマった気がする。

フォロワーの知人なども来ていて、話しながら場の空気を探っていく。クラブ内コミュニケーションに特化してるだけで他の場所ではこういったことはできないだろうな。ともあれ初めてクラブに来た人に楽しく帰ってもらえたなら何よりだ。

クラブの未来とか札幌のシーンとかいろいろな人が話しているけど、結局はシンプルな結論に落ち着く。来てくれたお客さんに楽しんでもらう、うまいDJを目指す。1回目の体験を良いと思ってもらい、また来てもらえるように祈るしかない。人一人の力なんてそんなものだと諦めているからこそ、眼の前のことは確実に解決できるよう試みる。

 

3/9(金)はPrimo Muzika。audiotさんを呼ぶということは聞いていたので仕事の合間を縫って無理矢理参加。

Forest Clock森は落ち着いていながらもダンスミュージックに貪欲な空間作りをしていてよかった。規格化された良い音というよりも、店長らが良い音と感じているのが伝わってくるような人間臭い音がする。茶箱とシンパシーを感じる。

途中トラブルで半分スピーカーが鳴らないこともあったが、そんなことも物ともしないログドラムの迫力、audiotさんのハウス畑であることを感じさせるメロウな選曲、最高。レギュラー二人の選曲も手堅く終始踊れて話せる良いイベントだった。

イベント終了後にieへ行き、アンビエント/IDMを聞きながら爆睡。スタッフさんに起こされ、ネカフェのコーヒーを飲みながら仕事へ。

 

仕事で奥地の街へGO。こちらに引っ越さないと見ることのできなかった景色の一つだ。福岡の港町なんて田舎具合ではたかが知れてる。その点北海道はすごい。自分では想像できないような生活をしている人が沢山いる。当日トラブルに悩まされつつも仕事終わり。現地の方々と飲み会をして帰宅。

娯楽で酒を飲むクラブでも多少の接待や礼儀作法などはあるが、それにしても地方都市の接待飲み会はかなりめんどくさい。これは別に地方・東京という枠組みというよりも、業界や文化的な枠組みの違いからなるものだけど。こういう形式的なコミュニケーションは今の時代で人を手助けするものになっているとは思えない。時代の仕組みに合わせてコミュニケーションの枠組みを変えていけたらいいのに。

 

月末は名古屋へ。名古屋のクラブにぷにぷに電機さんが来ると聞いたので前乗りしてナイトへ。さらには翌日起きてサクラベツインへ。澤村さんのかけるA.G. Cookが寺の納骨堂の近くまで爆音で鳴り響いててちょっとおもしろい。2つ通して行くことで声パラさん含め名古屋の面々といろいろなお話ができてよかった。自分のDJ人生や残された時間にも限りがある。遠征時はできるだけ多くの人と話したい。

JB'sの人たちから名古屋のシーンの悩みなどを聞いたり、大学同期と会い近況を聞いたりする。期間を空けて何度か話すことにより、その人と前あった時の自分と今の自分を比較することができる。僕にとって、数ヶ月に一回本州に旅立っていろいろな人と話をするのは"セーブポイント"のような機能を果たしているなと思う。税金納めてそこそこ働いて健康であれば何でもいい。みんな頑張ってほしい。

 

あっという間に土曜日。e_colors。サブカルチャーシーンでも距離感の近い人達がブッキングされていてかなり身内感の強いメンツだと感じていたけど、蓋を開いてみると全然そんなことなくいい意味で驚きの連続だった。名古屋ローカルの実力に喰らい続ける。久々のyuzenさんも絶好調で、それを引き継いだkleemLOさんやDANIKIさんが絶好調だった。そこからうまく引き継ぎショウケース。そこそこ上手くできた気がする。

途中周りをキョロキョロしている人がいたので一人で来た人なのかなと思い話しかける。yuzenさんのファンと聞いたのでそのままyuzenさんに紹介。そのまま楽しくお話されてたみたいで、こういうことができるのは地方の小箱ならではだなと感じる。

小箱にも、ブースとフロアの境界線は辛うじてあるけど、控室なんてものはすごく小さいかないかのどちらかだ。さらに、トラックメイカーだろうと地元のDJやクラバーとは友達だし、フロアで踊ってしまえば誰がだれかわからない。暗いフロアが人と人の境界を曖昧にして、シャバでは起こり得ないようなコミュニケーションが起こるのは大きな魅力だと思う。渋谷の大箱だとトラックメイカーはアイドルやスターのような扱いを受けてしまうのでこうはいかない。

最後は酔っ払った僕が出演者全員を誘ってB2B乱闘に。バイブスが爆発する形に落ち着いたので良かったが、相当適当になっていたなと自分で反省。名古屋のDJさんと一緒に名古屋のカレーそば(?)を食べて飛行機へ。重いうどんと酔いで帰路は爆睡。良い年度締めだった。

202402

週末はフルボ→マスプロで2連チャン。どちらも規模が小さいながらも各々が良いDJをやっていて十分に楽しめた。色々あってフルボが4時解散になったときは死ぬかと思ったけど。福岡も音止めが4:30の箱があったり始発が遅かったりと、コンパクトシティのクラブはベッドタウン住まいの人間には若干厳しいところがある。とはいえkaruhiko先生のしっかりドラムンをやる姿が見れ、次回BUIYABASSへのモチベーションがもりもり湧いてきた。掘るぞ〜〜。

「哀れなるものたち」を見る。友人が激推ししていてつられて見たけどとても良かった。やりすぎなくらい作り込まれた背景・セットと、エマ・ストーンの美貌と演技、カメラワークが独特な雰囲気を作り出しており、大人向けの絵本を見ているような映画だった。エログロって少なくとも僕には必要だし、こういう潔癖じゃない描き方をしてくれる作品が好きだ。

 

福岡帰省。当日になって仕事の連絡が異常に立て込んだり、なんだかんだ実家の作業環境が悪かったりして仕事に身が入らず、全体的に慌ただしい帰省だった。

帰省1日目は大学同期たちとの飲み会。社会人トークや最近やっている趣味の話で盛り上がったり、4年ぶりに会う同期と久々に話せたりと満足な会になった。今こそライブイベントなどが頻繁に開催されているけど、福岡にオタク現場がほぼなかったころからの友人なのでステータスがグルメに全振りされていて飯も多いわ美味いわで良かった。年なのか以前より酒に弱くなった友人を横目に、僕の舌は大学時代にだいぶ育てられたなと思いつつ友人宅に宿泊。

家族の結婚式へ。僕含めふらふらとしていることの多い兄妹が集まり存命の祖母祖父も全員集まる。全員の顔が揃ったところを見て「なんとか間に合ったな」と思ってしまい、全然式の内容が頭に入ってこない結婚式だった。とりあえず姉夫婦が仲良くしてるところが見れて何より、幸せになってくれ。

かなりいい加減な生き方をしている姉妹の中でも姉は親の求めたルートをきちんと辿りつつもしっかり遊び、ちゃんと結婚したことに関しての尊敬の念が止まらない。僕にはそれはできないし、今なんとかして抜け道を探そうとしながら足掻いている途中だ。福岡の街を見ながら、あの時あの大学に入らなかったら、上京しなかったら、音楽なんて好きにならなかったら、と凡庸な人生を歩む自分の姿を思い浮かべたりする。そんな事しても何にもならないのは分かっているが、こういう時に後悔の念をきちんと抱いた方が良い気がした日だった。

鮮やかなダンス当日。配信機材の準備やらDJ仕込みやらでバタつきながら前飲み。そこそこ酔って本番。いつもよりもゲストさんとのコミュニティ的な距離が近く、鮮やかなダンスにしてはアットホーム感あるようなパーティだった。福岡に住んでるクラバーの人たちが顔を出してくれたのがまた嬉しい。最後に会ったのは一年前、二年前、はたまた鮮やかなダンスFのころだった人たちもいるはずだ。安心感と幸福感で想像よりお金を使い酔っ払ってしまった。クラブに行く前に現金はきちんとATMに預けよう。ラーメンを食べmidorさんに開放されながらmidorさん宅へ。翌日は全然仕事にならなかった。

 

ポラリステーションへ。とその前に前日に前飲み。同世代のゲストや出演者を呼び、タイミングが合ったみたいなので2K@goも呼ぶ。ごま鯖や鶏皮がうまい店をちゃんとチョイスできて安心。そこそこ値段はいったし計画性もクソもなかったけど楽しんでもらえたなら何より。

僕が福岡を出てから同世代や後輩は皆各々のクラブ生活を営んでいて、ゲストと仲良さそうなトークをしたり、昔は見てなかったであろうディープめなアニメの話をしたりしていて感慨深くなる。それはそれとして昔から変わらないものもある。本当に帰省そのものみたいな会話だったと思う。

ポラリステーション本番。弍ノ弍でしょーもない話をしながらハッピーアワーのビールを飲んで会場へ。昔に戻ったみたいで面白かった。かくいうパーティ自体はアニクラっぽさもありつつパーティの流れをうまくコントロールできており、さらにピースフルなフロアで本人の人望が伺えた。色々あるみたいだけどtlem君らが元気で色々な人と楽しくなってるみたいでよかった。予算がなかったし適当なところで別れ、博多の街を歩く。

 

博多や中洲を歩いているとおおまかな街並みはあの頃と全く変わっておらず、東京に出る前の自分、札幌に来る前の自分がどこかにいるような気がして怯えてしまう。後悔の多い大学生活だったけど今ここに生きてるし、明日には札幌に帰る。博多駅近くをごろつく人たちを見ながら朝を迎え、そのまま飛行機で帰る。

 

飛行機で帰るタイミングでお誘いが来てアイリさんたちとサイゼへ。札幌に来て色々心掛けてるつもりではあるけど、ちゃんと座って人と話すみたいなの全然出来てなかったなぁと思いながら人の話をきいたり自分の話をしたりする。二次会でカラオケなんて6,7年ぶりに行ったけど楽しかった。選曲してる時にm_m_mでかけた曲がたくさん脳裏に浮かんだの結構ウケちゃったな。ありがとうm_m_m。

 

月末ラストはすたあら。途中から入ったけど、ここでないと得られない安心感みたいなのがあって良いパーティだと思う。僕は彼らとほぼ同世代で二次元アイドルから入った身だし、なんだかんだベースミュージックメインで遊んでるけどルーツは完全にここ。御徒町の鳥貴族で2ヶ月に一回飲んでたことを思い出しながらKNOTへ。札幌の人たちと顔を合わせるとお!となることがだんだん増えてきて、もう1年半になるのかと感じた。今年はできるだけ色々な人と遊びに行きたい。

202401

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。とりあえず人生のフェーズを一歩前に進めることを目標にしたい。いつまでもヘラヘラ学生気分ではいられないのがよくわかってきたし。

 

年初はossahouseでの新年会配信。途中入り/抜け/体調不良の欠席などあったけど適度にワイワイしながらアニメの話や音楽の話などをする。ポンコツさんのDJが歌モノ多めなのにかなりハウス原理主義に近い塩梅で舌を巻いた。岡さんと久々に会えたのも良かった。北アニで仕込んで出しきれなかった分を出してわいわいと話をしているとすでに2時過ぎ。ネカフェへ入り始発で帰る。

 

鮮やかなダンスに向け大阪へ。大学の同級生と会ったり、他大のオタク友達と会ったりしつつ時間を過ごす。皆結婚や安定を見据えて行動しているみたいだけどいまいちしっくりきてない感じがあり、とてもシンパシーを感じる。他人と一生上手くやっていくって想像つかない。僕は生粋の根無草の素質があるから尚更。取り止めのない話をして、タバコを吸ってお酒を飲んでる時は昔と同じ楽しさがあっていい。

一番古いネット友達だと8年くらいの付き合いになる。8年というと中学高校合わせても足りないし、とんでもない時間をネットに捧げて生きてきたんだと感慨深い気持ちに。

 

金夜はSammy Virji。音の仕事をやってる大学同期と軽く飲んでから一緒にイン。

当然ではあるけど東京のRIPとは全然客層が違う感じでビックリ。元々CircusでやってるパーティとSammyの掛け合いらしく、めちゃくちゃチャラめのフロアでビックリ。かといって過度に治安が悪いわけでもなく、DJはよく掘ってるしトレンド感もあり、客は客でSammyの曲で合唱しておりで愉快なフロアだった。きっとUKのヤンキーたちはこんな感じでクラブで盛り上がってるんだろうなと想像しつつ適度なところでCircusを出る。

 

鮮やかなダンス当日。クルーときゃに〜ちゃんと前飲みに。謎にお酒が安いし往年の歌モノが居酒屋でかかっていて仕上がってくる。箱入り。

久々の人が多くてさながら同窓会みたいな雰囲気もありつつ、大学の知人友人やクラブははじめて来る人たちや最近茶箱で仲良くなった面々などが集いいい感じにごちゃ混ぜだった気がする。フェーダーさんのロケーションの良さも相まって終始雰囲気の良い土曜午後だった。

Amana2くんがしっとりハウスで上げてきたのに対し、アニクラの手癖が抜けきれてない僕が上げすぎてしまった印象はある。すでにお客さんが入っていたので135くらいまでじわじわと上げていき、4×4あたりでパス。Kyaneeちゃんに普通のハウスDJになってほしくなかったので変な渡し方をしたらかなり良い感じに捻ったプレイが聞けて満足。KxIxNさん黑豆君YAKUOさんと、ポップになりすぎず親しみやすい四つ打ちムードが続いた。こういった方向性を考えてブッキングしていたので当然と言えば当然かもしれないけど、想像以上にうまく行ったな......という感触がある。ゲストの1人であるYAKUOさんは客層のメインであるA-POPから一番遠いポジションにいるし緊張されていたけど、だんだんとそれがほぐれて楽しんでもらえたようで良かった。パーティが進むとともにそこの境界線が解けていくような感覚がやっぱり楽しいし、せっかく人を呼ぶならこういうブッキングの妙を楽しみたい。

フェーダーさんのフードが豊富だったのも大きかった。DJの転換と同じくらいハードの出るタイミングがお客さんの湧くタイミングになっていて、別軸でのピークコントロール機能があったように思えた。ハウスに馴染まなくても比較的親しみやすかったんじゃないかな。

ありがたいことに大学時代の友人知人がたくさん来てくれたのでキャッシュ的な問題はなかったが、もっとローカルのお客さんをガンガン呼べるようにならないとこのパーティをやる面白さが半減してしまう。面白いパーティをやるためにも、何を考えているか、何が面白いと思っているかは積極的にアピールしたい。終わった後に王将へ行き皆さんとだべって解散。

 

翌日は友人らが住んでるシェアハウスへ。何人か大学生時代の知人が集まり鍋をつつく。4年ぶりに会う人たちもいる中で、昔に戻ったみたいにくだらない会話を交わす。アホみたいなサイズの灰皿を囲んでタバコを吸いながら音楽などの話をした。ここにいると時が止まっているようで止まっていないような不思議な感覚になる。

 

大阪最終日。オタクの友達と焼肉ランチに行って解散。コロナ禍後半から社会人になるにつれて仲良くなった友人たちとは、独特の距離感で年に数回食事をするような仲になっている。学生の頃は毎月のように会ったりしていたけど、距離やスケジュールの都合で叶わない今の距離感がちょうど良い。どこまで行っても自分は旅人バイブスだなと思う。お互いの兄弟の話や昔話をして解散。大人になってから会った友達の昔の話を聞くのは楽しい。スターウォーズの時系列がいきなり戻ったのと同じ感覚。

 

札幌に遊びに来た友達と飲みに行く。各々行ったパーティの話やクラブ観の話をする。彼の話を聞いていて思うけど、フロアの中に孤独を求めるのってそこそこ規模があるクラブならではの価値観な気がする。札幌で遊んでる時は自分が匿名化される感覚はないし、音と大衆に囲まれて踊る自分が客体化された経験が少ない。この類でいちばん記憶に残っているのはWombのQrion氏来日やCircusでのNC4Kあたりだったし尚更そうかもしれない。僕はコミュニケーションを求めているようで求めていない、一人になりたいようでなりたくない、みたいなところにフィットするのがクラブだったので、クラブの人といつも遊ぶってよりはその場所場所を楽しみたいなと思った。

結局居酒屋を梯子しにじさんじの話へ。僕はVTuberやストリーマーのことをラジオMCのような感覚で聴いているんだけど、だからと言って聞き流しているわけでもなく、生活の一部として取り込まれているなと感じる。友だちの話と一緒で記憶に残る部分は長い間残っている。最近はあまり聴いてないけど、コロナ禍の孤独に寄り添ってくれたメリッサの配信が恋しくなった。

 

体調不良で寝込みプレシャスデビュー失敗。遊びに来た友人をもっとアテンドするつもりだったけど、都内で会えた時に、という話になった。冬虫夏草をお勧めしたら行ってくれたみたいでよかった。旅行となると現地の人と会って話すのがいちばん面白いと思うし、積極的にこういう時は紹介したい。

 

映画傷物語を見る。めちゃくちゃ良かった。カッコつけて生きるのは気持ち良いしやりやすいけど、それなりの代償があってそれを背負う覚悟があるのか?というオタクの理想を全部ぶち壊す編集で良かった。もう25となると他人に夢を見ることはやめたし、世の中に希望は持っていないけど、他人に夢見てた昔を思い出しながら見た。「全部自分の問題だろ」と吐き捨てる忍野の言葉が他人事に聞こえず焦る。

 

ふと気になってLAUSBUBのライブへ。対バンはSturle Dagsland。対バンからスタート。

ちょろっと音源を聴いただけだけど、エレクトロニカとメタルの融合、すごい面白い。北欧にあるようなメタルの美しさをダンスミュージックに落とし込んでるし、両方のエモさ面白さみたいなのが合わさることで消えていない。曲は各々1分〜3分程度の短いものが多く、細切れに披露されつつ無言で休憩する、の繰り返し。曲が短いと自分はノリづらいんだな、ということに気付く。音楽に求めているものが展開なのかもしれない。それはそれとしてエネルギッシュで良いステージだった。

続いてLAUSBUB。めちゃくちゃ面白い。ご本人らもバンドと名乗ってるように、打ち込みしてようが同期音源がながれてようがLAUSBUBは間違いなくバンドだ。テクノのバイブスを引き継ぎつつ、本人らがその場で歌い演奏するその揺らぎが大事にされてるのが本当に素晴らしい。この人たちの演奏スキルがプロミュージシャン顔負けになったらとんでもないことになると思う。今までライブを見たのはクラブイベントでだったので、ライブのノリ方に違和感を感じながら踊る。あ、ここでウケるんだ、とかここで新規ファンにサービスするんだ、とか曲選の違いや展開の付け方を見ながら、ライブに来る層ってこれをポップミュージックとして聴いてるんだなという難しさに直面する。きままに踊ってもらうのって難しい。山岡家を食べて帰る。

 

東京行脚。まずは東京に着いたら有給を使ってガンダムを見てるオタクたちと遭遇。HUBなどでだべりつつ軽く飲んでmmmへ。札幌に住んでしまうと中々会えないのでこういう機会でも元気な姿を観れるのは嬉しい。

mmm、今回はトリ。久しぶりの人たちが結構来て嬉しかった。中でもいしさんは半年ぶりとかじゃないだろうか。楽しく話したりお酒を飲んだりしながら、本番前に一本吸ってブースへ。

skiemoさんはアンセムの使い方が巧みなイメージがあったので、こちらも負けじとアンセムやロックチューン多めでの準備だった。しかしながら、kakiさんのスムーズなプレイやそこからのとびくんの上げすぎないプレイからぶっこまれるこれぞ和モノといった塩梅なプレイに想像の斜め上の喰らい方をした。何がすごいか全然分からないまま乗せられてしまうとまだまだだなと感じる。アーカイブを見てもすごいことしか分からない。

カマされた後のプレイだったから選曲への自信のなさが祟りアンセム多めになってしまったけど塩梅は上々。少しミスもあったが致命的な部分は少なかったみたいで、当時の自分のペースを思い返してもゾッとする。酒を飲んでDJすると想像以上にうまくいくときとちっともうまくいかないときがあって面白い。このスリルやブラックボックス感も合わせて僕はクラブでのDJ・オーガナイズを楽しんでいる。

 

べろべろに酔っ払った後は #S_D_C_s へ。Drum&Bass+◯◯coreというテーマに具体的なイメージがわからないまま遊びに来たけど、このテーマは思ったよりドラムンベースサブジャンル多すぎ問題と真摯に向き合えているな、と実感。BUIYABASSのレギュラーになっていて感じるけど、ブレイクビーツとサブベースがあって高速であればもうそれはドラムンベースなのでは?みたいなゲシュタルト崩壊が自分に起こることが度々あり、どれがドラムンベースのイデアなのか血迷ってしまうことが多い。それほどに多様化したジャンルを楽しむのに、いっそのこと風呂敷を広げきってしまうようなアプローチはとてもおもしろいなと思った。このテーマだと軸はドラムンベースに落ち着くし。

出演者の皆さんと会えたらいいな、と思っていたが料理さんや愛さんもいらしていて東京らしい面々と雑談。5時前に出て富士そばをかっくらって帰る。

 

東京行脚二日目。初対面のフォロワーと焼肉を食べる。好きな作品の話や文学作品の話などで盛り上がって和気あいあいと話した。思えば大人になっている人たち一人ひとりに学生時代があり、一人ひとりにその人だけの交友関係があるんだよな。すごいことだと人と過去の話をするたびに思う。

フォロワーと別れ岡咲美保さんの1stライブへ。ふらっと一人でチケットを取ったが、自然連番が発生し隣が雨宮さんご一行に。自分の中でいわゆるアニクラのノリが一番強かったのは21-22くらいの頃だと思うんだけど、その頃を思い出すかのような全力投球のライブだった。お客さんのジャンプの幅が高い。1stライブのはずなのになぜか振りコピが出来る人がいる。お世辞にもかわいくないライブを身に着け、声優さんの愛称を叫ぶオタクがたくさんいる。それに笑顔で応える岡咲さんが見れただけで個人的には満足。岡咲さん出身の岡山県は大学同期やエビスヤ周りの人から話を聞いているせいか自分に縁ある土地のように思え、そのバックボーンや軌跡を見ると他人事とは思えない。一つのゴール、スタートを見るような気持ちで会場を後に。会場を後にした後はオタクと飲んで青春時代の話に花を咲かせる。終電でR Loungeに遊びに行ったが、昨晩のナイトの疲れもあったようでみるみるうちに気絶。もったいないことをした。

 

東京行脚3日目。昨日の疲れを引きずった後、高校の同期・先輩との集いで飲みへ。クリエイティブ職あるあるだと思うんだけど、仕事をしすぎて仕事の話しかできない先輩をみてかなり悲しくなった。僕らが勉強や課外活動に励んでいたのは世の中を見て多くのものを感じることができるようになるためと思っていたので、純粋に同じレベルの大学を出たり同じ目線で生きていた人たちが意思のない社会の歯車になるのは悲しい。何のために・どうありたいかを考えて生きている人のほうが少ない(そっちのほうが生きるのは楽)なのはわかっているけども、それはそれとしてここまで豊かになったんだからそういうことに気を配って生きていきたい。大学の先輩の寂しさを全員で慰めてるみたいで楽しくないな、と思いながら適当に酒を飲んで札幌へ帰る。

 

一ヶ月前と比べるとちっとも進歩していないが、一年前に比べると進歩している気がした2023年末。今年こそ大人らしく人生を進めていきたい。

 

202312

 

月初めからインフルエンザもどきに。検査では陰性だったけど、高熱・吐き気・倦怠感などなど、とても普通の風邪とは思えない激しい症状に見舞われた。泣く泣くすたあらやDIGICHARATへ遊びに行くのをキャンセル。

熱に浮かされながらスコット・ピルグリム テイクス・オフを見る。これがメチャクチャ良い。僕が惚れた腫れたの話でそこそこ重要視するのは恋愛関係に対する誠実さで、ここへの価値観が合わないと全然のめりこめ無いのが常だった。その点、元カレ(カノ)軍団と向き合う過程は誠実だったし、ロマンスが魔法でも万能の道具でもなく、若気の至りで突っ走っていくような作風も良かった。吹き替えっぽさとカートゥーンっぽさの融合が良い形で出ているのもプラスポイント。おすすめ。

 

 

東京行脚開始。1日目はmmm。半年このパーティで酒を飲んでいなかったせいで完璧にペースを見誤る。ご厚意に甘えさせていただいているけど、いつも潰れて良いわけではないので酒には気をつけよう。ゲストのお二人とお客さんが良い形でマッチし、良い形でトリップ状態に入るような良いパーティだった。ゲストさんのこだわりや勢い、技術に引っ張ってもらっている感じがあるので、レギュラー側でもガンガン引っ張っていけるよう精進したい。

 

2日目はモネを見に行くことに。印象派の一見おかしな色使いでも遠方から見ると美麗な彩色になっている塩梅に驚く。実際に近くで見ると想像よりずっとアウトな色使いに見えるのが面白い。そういった鮮やかで華やかな絵とは対照的に、晩年の絵は弱視の苦しみがありありと見えるような輪郭の危うさをしていて、老化に苦しめられる姿が想像出来て少し寂しかった。

モネの後は別の友人と飲み。ありあまる毒を全部出し切るような飲み会で少し笑ってしまった。適切でないことはわかっていても、考えてしまったことはなくならないしやってしまったことは消えないのでTPOをわきまえつつ適度に肩の力抜いて自分と向き合っていきたい。

 

3日目は大学生のオフ会のサポートをした後月夢のパーティへ。東京に居た時によく遊んでいた面々が健在で嬉しい。想像よりずっと月夢の人たちはハイコンテクストなアニソンDJをしていて、クラブも知らないときにアニクラでDJを聞いたときのような、自分の想像を超えるものに出会ったような衝撃を受けた。それと同時に、クラブがパンパンになるくらいアニソンやアニメが好きな友人が居て、沢山乾杯して、終わった後飲みに行って......といった彼らのことがとても羨ましくなった。

僕が意図的に選択しなかった未来だとは思うけども、いざ目の前でそういう幸福の形を見ると自分は不可逆性のある人生を送っていると強く感じる。皆に挨拶をして中野の出演へ。

中野でのDJは上々。B2Bの調子が良いのが個人的なハイライト。ライブの中打ちDJイベントはオタクの打ち上げ飲み会とかなり似たバイブスがあり、「こういうのがあったらいい」「これが良かった」「こういう解釈はどうだ?」といった思いつきや妄想をガンガンDJに起こすことでフロアの熱気が上がっていくような印象。

自分のターンはゲストの間ということで落としつつ、気分が乗ったのでSwingアニソン祭り。配信で使い古されたネタではあったけども、即興であそこまで出来たのであれば上々だろう。意地でもアイドルマスターとラブライブ!の比率をほぼ均等にしたい、と思いながら選曲に悩んでいたので1:1くらいに出来て満足。

終盤は疲れがにじみ出てしまったが、イベントに継続的に来てくれている人たちや久々な人たちと歓談しつつ落ち着き目に終了。この類のイベントあるあるではあるが、ラウンジ・メインの導線管理がかなり難しい。合同のときは烏屋さんの出演ターンがきれいにメインへの集中機会を与えていて、そこがうまくいったのだと今更合点がいく。今後の運用について悩みつつ帰路へ。

 

4日目は東京ドームへ。コロナ前のようなやんちゃなノリを交えつつ入場。ライブは結果的に来てよかったと思えるような公演ではあったけど、商業的に二次元アイドルを続けることの難しさを痛感するようなものだった。友達と二郎系を食べ東京を発つ。

 

 

BUIYABASS当日。仕事納めをやろうとしても無限に仕事が湧いてきており、すべてを切り上げて納めたことにした。どうせ完璧な仕事納めなんて無いし、完璧な納品なんて無い。無理なく進めるしかない。1stゲストの前ということで結構緊張気味にスタート。序盤の勢いにブレーキを掛けつつ方向転換する方針はうまくいったと手応えがあったけども、後半は迷走しつつな感じだった。レイヴィーな音楽を聴くのは好きだけども、自分でDJをしたことが数えるほどしかない。とはいえDrum&Bassを聴くのは楽しいし、DJをするのは好きだ。現状は手数を増やすべく反復練習しつつ勉強しているような状態だけども、来年はDrum&Bass DJとしての技量を高めていきたい。

 

北アニ当日。今年のアニメOP/EDを配信でかき集めつつサビ飛ばしのためのHOT CUEなどを打つ。前のターンでどう来るかがわからない以上、どんな展開にも対応できるように準備していきたい。ショウケースっぽく前の手番の流れをぶった切って1曲目を再生するのは自分のクラブ・DJ美学に反するし、前後の人たちのスタイルから適切な自分の役割を見つけ、自分のエゴを出しつつアプローチする、というのをアニクラの文脈でトライしたい。前飲みでサイゼ。前のみに行かなかった人たち+友人で集まり楽しく談笑。そこそこにエンジンをかけて音出し、本番へ。

本番は自分の感覚が長尺DJだったせいか、仕込んでいたものを出し切れていた感じはなかった。前の出番から一気に客がはけてしまったため、早めの定番アニソンを数曲かましてからBPMを落とし、年末らしい曲をかけまくる。録画を見ていると公募応募者の皆さんが前に集っていてとてもありがたい。あの公募に応募した人々が納得できるDJだっただろうかと自問自答。自分の弱い早いアニソン部分は早めに切り上げてしまい、もう少しBPMを落とすのを早くすべきだったと反省。二兎を追うものは一兎も得ることはできない。やりたいことをもっと思い切って取捨選択すべきだった。

しかし、フロアとの対話はそこそこに成功していた気がする。遅いアニソンDJでぶち上がる人はほとんど居ないことはわかっていたけども、それでも年末のひと時を幸せに彩る手伝いはできたんじゃないだろうか。リベンジしたいと思いつつも、今後出演することも叶わないだろうし別の機会で呼ばれたときのために継続的に仕込んでいきたい。

申し訳ないと思いながらも最後にねじ込んだRumble、きしまやシアターの面々の乱入リワインドは、自分の札幌生活1年3ヶ月を振り返るようなひと時で良かった。全身筋肉痛の気配を感じながら帰宅。

 

今年は人との交際費の割合が生まれた中で一番高かった年だと思う。昔は音のことしか見えていなかったし音だけ追いかけて行動していたけど、いつの間にか人の営みを見つめるようになった。

ライブやクラブに行く以外の友達との遊びもよくやった。色々なものを見た。あとは十分金を稼いで子供を育てるか自分より若い人たちに労働力や金をぶっ込み続けられれば万々歳な気がする。行き当たりばったりの計画なし人生なので来年くらいはもう少しビジョンを持ちたい。今年もお世話になりました。

 

 

202311

北で声をでとび君が来るので、アテンドも兼ねて色々な場所へ行った。

一日目は新千歳空港国際アニメーション映画祭。個人的に行きたかったのと、とびくんがちょうど「駒田蒸留所へようこそ」上映日に新千歳着だったので誘う。ミュージックアニメーションコンペティション・駒田蒸留所へようこそ・クリーピーアニメーションナイトの3本をはしご。

どれもそれぞれ良かったけど、最後のクリーピーアニメーションナイトに全部持っていかれた。映画館というのはクラブと同じで強制的に映像を鑑賞させる装置で、基本的に逃げ場がない。その状態でグロ映像を1時間見させられるのは、かなりリアルな切迫感があって面白かった。グロ映像イケるクチだと自分で思っていたものの、血や内蔵が出てくるアニメを1時間みるとなるとうんざりしてくる。短編オムニバス上映のためエンドロールが流れた後に次の短編が流れるわけだけど、エンドロールが終わった瞬間の「これで上映が終わって欲しい」みたいな自分の思いに迫真さがあってちょっとおもしろかった。クリーピーアニメーションナイトで全員胃もたれしたせいか、サイゼに集って解散。

2日目は小樽ビールへ。土曜飲み放題は2200円らしい。ヤバい。リピートします。誰か行こう。カーシェアで車を出してDJ MIXを聴きながら小樽へ。小樽へ行く最中や小樽ビールでは声優話に花を咲かせたり、プライベートの話をしたり。旅行者が来ると居住地で観光っぽいことが出来るからアテンドはやっぱり良い。

3日目。北で声を。周年回。ossaさんが楽しそうで何よりだった。4年もパーティを続けるのは難しいことだし、段々と周囲にも北で声をでやっていることが影響を及ぼしているのも感じる。お客さんの入りに関わらずパーティを続けることは、その地方のシーンに確実に影響を及ぼす。そういう意味でポジティブな面をたくさん見てきたパーティだった。素直に踊って歓声を上げて楽しんだ。グレンくんのDJが絶好調だった。

4日目。僕は午後から仕事だけど、回転寿しトリトンへ。実はコロナ渦前からクラブで遊んでいたので、自分もクラブ昔話が出来る年代になってしまった......というのを会話の中で痛感。コロナ禍以後にDJを始めた世代からしたら自分なんてもうおじさんだ。おじさんになるにつれて同世代の人は少なくなる。どういうおじさんになりたいのか考えながら帰る。

 

mole周年へ。きしまの開催が空いてしまった今、久々のmole。Qrionさんは自分の曲の味を活かしつつチャラめのリップサービスを挟みながらいい感じのDJをされていた。ハウスでこんなぶち上がり方をするフロアを札幌で見たことがなかったし、これだけ人がたくさんいてフロアキープされているのも珍しい。自分が遊びに行けていないのもあるけど、こういう多幸感は周年あるある。それと同時に、こうやってキャッチーにクラブ体験を提供できないと集客できないのかな、みたいな難しさと一緒に悩む。やっぱりアンダーグラウンドのクラブが好きだし、それにしか無い良さをわかって欲しいけどなかなか難しい。

 

アニメンションで帯広へ。インデアンへ行き、クラブで踊り、打ち上げにお邪魔し、豚丼を食べて一泊二日で帰宅。お世話になりました。帯広住まいの旧知のフォロワーをイベントへ誘ったら、TohjiやBAD HOPが掛かる度「帯広にこんな音楽が好きな人がいたなんて......!」と喜んでいてよかった。アニソンリミックスではないけど。笑

豚丼食べた直後に家で焼いた肩ロースは信じられないくらい硬かった。豚丼また食べに行きます。

今回は帯広開催ということで、帯広の人たちと会って話を聞けたのがかなり良かった。福岡県出身の自分にとって、帯広なんて札幌に住むまで聴いたことのない土地だったし、クラブのフライヤーでよく見る建物がどんなお店かなんて想像がつかない。実際に行って、現地で話を聞いて、こういう建物にこの人たちが住んでるんだよな、と考えながら車の中から建物を見る。 

帯広にいた夜は、ホテルを取っていなかったので散歩とコンビニとカラオケで凌いだ。次はホテルを取るようにしようと深く後悔。お陰で北アニの公募の受賞の現場に立ち会うことが出来たので結果オーライか。

北アニの公募は、早いロックアニソンで攻める正攻法を使ってもどうにもならないからとひねり出したものだった。北海道アニクラシーンのメインストリームでも、全国的にアニクラで見れるスタイルでもないと思う。2ヶ月に1回はサブカルチャー系のクラブに遊びに行っているけど、そこまでアニクラ漬けの人間でもないし、こういう機会でなければ出演できることはないだろうから素直に嬉しい。音源と向き合ってくれた審査員の皆さん、ありがとうございました。

 

大学の頃からの知り合いがはるばる札幌に遊びに来てくれたとのことで飲みに行く。とりとめのない話をしつつ、お互い本調子でない感じで帰路についたら翌日発熱。凄まじい関節痛と片頭痛、熱に浮かされ地獄のような数日だった。仕事がゴタついてるときに飛ぶ形になってしまったのが本当に申し訳ない。

熱に浮かされながら、大学時代の夢を見た。今くらい余裕があるマインドで、屋上で昼寝をしながら煙草を吸っている夢だった。行き急ぐのも虚ろな名誉を求めるのも若さだったし、それを求めるのも自然な成り行きだった。でも、今のような心持ちのまま学生生活を過ごせたらどれだけ健やかだっただろう。未だにコンプレックスがあるのを実感した。

 

ゲホゲホと咳を吐きながら欠勤の連絡をこなし、家でできることをやったら寝たりして療養する。

今年はマジで外に出ている年だと思う。3年前の僕は人とお茶をしばいて会話なんてしなかったので、大学を出て東京で暮らし、札幌に住んでから信じられないくらいの変化が自分に訪れてる。それを踏まえてなお思う。自分はどうしようもなくインドアだし陰気だ。陰気な自分がクラブに放たれたくらいで多くの人とうまくやっていくのは無理だし、陰には陰の座る場所があるというのにようやく諦めがついてきた。幸いレギュラーパーティも、客として良く遊びに行くパーティも、関東に行けば飲みに行く友達もいる。諦めて居座っていきたい。

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