私はこれを買いました!
ボディキャップの代わりにもなるパンケーキレンズ
Viltrox AF 28mm F4.5(武石修)
2024年12月26日 13:00
まさに「写るボディキャップ」
今年印象に残ったモノといえば、交換レンズ「Viltrox AF 28mm F4.5」だ。フルサイズ対応のAFレンズながら1万円台前半というプライスで登場し、パンケーキサイズというルックスもあって結構話題になった。
Viltroxは中国のブランドで、このレンズも日本で買えるようになるや「これは安くて楽しめそう!」とポチったのであった。なお、今のところソニーEマウント用のみのラインナップになっている。
まずは見た目が可愛い。全長15.3mm、重さ60gで、カメラに付けてもレンズを付けている感覚がないほど。手動開閉式のレンズバリアが付いているのも良い点で、本当にこのレンズを”ボディキャップ”と言っても過言ではないほどだ。
焦点距離は28mmなのでスナップなど普段使いに好適な画角と言える。絞りはF4.5固定で、正面から見ると八角形の絞り板が見えている。点光源を撮ると、この絞りによって8本の光条が現れる特徴も備えている。
レンズはEDレンズと非球面レンズを含む6枚構成としっかりしたもので、価格を考えると解像力は高く、周辺まで割ときっちりと写っていて驚いた。周辺減光が大きめで逆光にも弱いのだが個人的には嫌いではなく、雰囲気を高める要素としてプラスに捉えている。
中国ブランドのレンズというとMFタイプも多いが、やはりAFが使えると便利なのは確か。AF速度が純正レンズに比べてだいぶゆっくりに感じるのがウィークポイントだが、合焦してしまえば精度自体は問題無い。
“AFが使えるオールドレンズ”のようなところもあって、お散歩スナップ的な用途にはとりわけ向いていると思う。何より装備を軽くできるのでこれ1本で撮り歩くのがなかなか楽しいのである。
近況報告
インフレに加えて円安が進行し、買おうと思っていたいろいろの輸入機材も手が出ずの1年でした。来年は色々落ち着いて買い物ができるといいなぁ!