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35mmフルサイズ以上のイメージサークルをカバーするLAOWA「Nanomorph LF」レンズ
光源ボケが端まで丸く スクイーズ比は1.5倍
2024年12月27日 12:52
株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAブランドのアナモフィックレンズ「Nanomorph LF」シリーズを12月27日(金)に発売する。価格は33万円前後。
φ44.71mmのイメージサークルを確保し、構図の中央から端まで光源ボケが欠けないなどの特徴を持つ。
焦点距離の異なる「Nanomorph 32mm T2.9 1.5x LF」「Nanomorph 42mm T2.9 1.5x LF」「Nanomorph 55mm T2.9 1.5x LF」「Nanomorph 85mm T2.9 1.5x LF」の4製品を用意。
また、それぞれにフレアカラーの異なる3種類(サイエンス・フィクションブルー、エレガントアンバー、ナチュラルシルバー)を用意する。4本セットとなった、バンドルモデルも選択できる。価格は118万円前後。
対応マウントは、Arri PL/キヤノンEFの交換式。別売の交換バヨネット(Nanomorph LF/60mmT2.9用)を使用することで、キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、Lの各マウントにも対応する。
ARRIのカメラ「ARRI Alexa LF」のセンサーモード「ARRI Alexa LF 4.5K Open Gate」に最適だとしており、トリミングなしで解像度を最大限に生かした撮影が可能だという。
また、16:9、3:2、4:3のアスペクト比をカバーし、画質を維持しながら2:1、2.25:1、2.66:1、2.4:1での撮影に対応。
スクイーズ比は1.5倍。1.33倍のレンズと比較して、よりアナモフィック効果が顕著となる。
絞りはT2.9〜22の範囲で設定でき、絞り開放では浅い被写界深度で、背景に滑らかで有機的なボケが作り出せるという。
その他、バックフォーカス調整機構などを搭載する。
Nanomorph 32mm T2.9 1.5x LF
- 対応マウント:Arri PL/Canon EF
- 焦点距離:32mm
- 絞り範囲:T2.9~22
- 画角:81×43.5°
- イメージサークル:36.7×25.54mm(44.71mm)
- スクイーズ比:1.5倍
- フォーマット:35mmフルサイズ
- レンズ構成:15群17枚
- 絞り羽根枚数:13枚
- フォーカスリング回転角:270°
- 絞りリング回転角:70°
- 最短撮影距離:49cm
- フィルター径:77mm
- 外形寸法:86.4×121mm
- 重量:1,070g
Nanomorph 42mm T2.9 1.5x LF
- 対応マウント:Arri PL/Canon EF
- 焦点距離:42mm
- 絞り範囲:T2.9~22
- 画角:66.5×33.8°
- イメージサークル:36.7×25.54mm(44.71mm)
- スクイーズ比:1.5倍
- レンズ構成:15群17枚
- 絞り羽根枚数:13枚
- フォーカスリング回転角:270°
- 絞りリング回転角:70°
- 最短撮影距離:50cm
- フィルター径:77mm
- 外形寸法:86.4×121mm
- 重量:1,030g
Nanomorph 55mm T2.9 1.5x LF
- 対応マウント:Arri PL/Canon EF
- 焦点距離:55mm
- 絞り範囲:T2.9~22
- 画角:53.2×26.1°
- イメージサークル:36.7×25.54mm(44.71mm)
- スクイーズ比:1.5倍
- レンズ構成:13群15枚
- 絞り羽根枚数:13枚
- フォーカスリング回転角:270°
- 絞りリング回転角:70°
- 最短撮影距離:55cm
- フィルター径:77mm
- 外形寸法:86.4×114mm
- 重量:907g
Nanomorph 85mm T2.9 1.5x LF
- 対応マウント:Arri PL/Canon EF
- 焦点距離:85mm
- 絞り範囲:T2.9~22
- 画角:35.9×17.1°
- イメージサークル:36.7×25.54mm(44.71mm)
- スクイーズ比:1.5倍
- レンズ構成:13群15枚
- 絞り羽根枚数:13枚
- フォーカスリング回転角:270°
- 絞りリング回転角:70°
- 最短撮影距離:100cm
- フィルター径:77mm
- 外形寸法:86.4×113mm
- 重量:922g