1966年生まれ。初期近代英文学、ユートピア文学。福島大学教育学部助教授。
(最終更新:2010年2月10日)
[翻訳]
一九世紀末にヨーロッパの大都市が急成長し、伝統的な都市は 大 都 市 (グロース・シュタット)あるいはメトロポリスとして知られる都市形態に変わった。この変容によって、モダニズムと前衛というきわめて重要な文化が生み出されただけでなく、社会学、心理学、政治地理学、精神分析といった新しい学問分野に基づいた、新しい都市...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.80-99
[翻訳論文]
ここまで、このコラボレーションに対する期待を概説し、その期待が必然的に遭遇したゆがみや留保を指摘してきた。これによって多くのことが得られているだろうか。あるいは、このイヴェントを通じて最も険しい道をたどることによって、最も楽な道をとったのだろうか。会合の記録とデザインを調べれば、速やかかつ正確に、これまで議論してきた以...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.171-185
[翻訳論文]
そこで、私たちの目的にそった二、三の事だけに注目しておこう。まず、デリダの署名のもと、手紙ではアイゼンマンとデリダの会話内部で起きたある出来事が書かれている。一方、別な出来事は、同じく二人の会話の一部なのに、そこから切り離され、まるではじめてであるかのように手紙に現われる。もちろん、署名の場としてのデリダの寄贈の問題に...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.172-184
[翻訳論文]
ベルナール・チュミが、ピーター・アイゼンマンとジャック・デリダに、パリのヴィレット公園にあるプロムナード・シネマティック沿いの庭園のひとつを一緒にデザインしてみないかと誘いをかけると、二人ともすぐさま同意した。実際、彼らのコラボレーションは大変目立つものだったので、奇妙なことにその遅れも、まるではじめから準備されていな...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.117-128