1959年生まれ。建築家。信州大学工学部建築学科教授、O.F.D.A.associates共同主宰。
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(最終更新:2010年3月31日)
[論考]
モダニズム言語は建築の外からやってきたと言われる デヴィッド・ワトキンはモダニズム建築のコンセプトは建築に外在的な言葉によって語られていると主張した。彼は『モラリティと建築』(一九七七)★一において近代建築が、(1)宗教・社会学・政治的解釈、(2)時代精神、(3)合理性、技術性によって正当化されており、建築に固有の造形...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.148-149
[フィールドワーク]
スキャンデータあり...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.156-168
[論考]
世界中にデコン建築の亜流が建ち始めた。日本も例外ではない。近所の工事現場で龍が天にも昇るような完成予想パースを見た。銀座の一画で津波のようなビルに出くわし、原宿に氷山が崩壊したようなガラスのビルを見た。こうしたモンスターのような建物を見ながら、一体これらの意味するものは何か考えみた。 モダニズムは視覚の時代だった モ...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.106-107
[論考]
「物はなぜゴチャマゼになるのか」というグレゴリー・ベイトソンと娘メアリーの会話がある★一。自分の部屋が直ぐ「ゴチャマゼ」になるのはどうしてか? と問うメアリーに父親ベイトソンは「片付いた」状態より「ゴチャマゼ」状態の場合のほうがはるかに多いからだと答えるのだが、そこへ至る過程で見逃せないのは、片付いた状態というのは誰...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.112-119
[制度─都市]
アトリエ・ワンの二人は笑みが絶えない。彼らに論文指導を受けた、とある人曰く「彼らは何にでも笑える人。フツウのできごとでも周りの事柄を取り込んでオモシロク見てしまう人」だそうだ。鉛筆が転がっても笑える女子高校生とはちょっと違う。つまり彼らは、建築環境はもとより、日常生活にいたるまで、ひとつの対象を単独に見るだけではなくそ...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.132-135
[1990年代以降の建築・都市 5]
重層的な決定のシステム 一九九九年、坂本一成の設計による《HOUSE SA》が竣工した[図1]。ギャラリー・間の坂本一成展「住宅──日常の詩学」が、名古屋の愛知...四。 スーパーフラットの視点から考察すると、坂牛卓の指摘も興味深い。彼は、内部がラワンベニヤで...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.194-204