本日のテーマは新三大ダンカンたけしがバンドで演奏した長いギターソロです。
ダンカンたけしさんはアマチュアバンドでドラムを叩いていらっしゃいますが、その経験の中で「ギターソロ長いな~」と思った曲をセレクトして下さいました。
The Eagles『Hotel California』
まず1曲目はイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』です。
この曲は珍しくバンドメンバー以外にギターがもう一人増えて3人体制の時に1度だけやった曲です。
『新三大ダンカンたけしがバンドでやった長いギターソロ』
「もう早めに切り上げて、終わりにしない?」と何度も思った。 (ダンカンたけし)
まず有権者に訴えたいのは、イーグルスが西海岸を活動の中心とした70年代のバンドであるということ。
その代表曲は「Take It Easy」や「Desperado」、「One of these nights」などがあり、トータルセールスが1億2千万枚を超えているのであります。
その代表曲の一つが「Hotel Carifornia」
Eagles - Hotel California Live. At The Capital ...
「Hotel Carifornia」は哀愁漂うギターから始まる曲なのです。
その始まりは12弦ギターでフェイザーをかけたようなモジュレーションがかかっているのであります。
このイントロが長い!全盛期の小室哲哉並みの53秒もあるのであります。
この曲自体6分35秒という最近のJ-POPと比較すると倍ぐらいの長さがあるのであります。
問題のギターソロはこの動画の4:30から。
まずは12弦ギターのダブルネックを持ったグレン・フライがおもむろにチョーキングでギュイーン!ギュイーンなのであります!
その後も続く粘りのあるギターソロ。もう哀愁しか感じないのであります!
そして4:58に次は俺だとばかりにジョー・ウォルシュがテレキャスターでギュインギュイン!ギュインギュインなのであります!
もうソロも終わりだろうという5:24にグレン・フライがジョーウォルシュにからんでくるのであります。
ツインリード!3度のハモりのツインリードなのであります!
ここでダンカンは思うのです。「わざわざ2人でギターソロだなんて、もういいだろ」と。
やっている本人たちは楽しいかもしれないが、ダンカンはそろそろ終わりが近づいているので気が気ではないのです!
楽曲の終わりとソロの終わりが同じの6:44。
ギターソロが2分14秒もあるのであります!
ダンカンは語るのです。
「長いギターソロを流さず、ちゃんと集中してやりきり、最後のキメをみんなで合わせられた時の気持ちよさと言ったらない」と。
というわけで、この曲を『新三大ダンカンたけしがバンドでやった長いギターソロ』の一つとさせていただきます。
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The Knack『My Sharona』
2曲目はナックの「マイシャローナ」です。
ダンカンさんは言うには「有名なところだけだと簡単そうに聴こえるが実は難しい」とのことです。
アメトーク!のテーマ曲であるこの曲はライブでウケが良く、かなりの頻度で演奏していたとのことでした。
『新三大ダンカンたけしがバンドでやった長いギターソロ』
「羊の皮を被った狼のような曲だ」 (ダンカンたけし)
まず有権者に訴えたいのが、The Knackが悲劇のバンドであるということ。
The Knackは1979年に「Get The Knack」でデビュー。
「ビートルズの再来」として売り出されたのであります。
そして、代表曲「My Sharona」がスマッシュヒット!
シンプルなポップ・ロックサウンドにみんなメロメロだったのであります!
しか~し!そこから売れず、一発屋の称号が与えられてしまうのであります!
そして、この「My Sharona」が案外複雑な曲だということ。
イントロ→Aメロ→サビ→間奏1→Aメロ→サビ→間奏2→間奏1→Aメロ→サビ×2→ギターソロ→間奏1→ラストのサビ
ダンカンは語るのです。「この間奏2が他のメンバーを苦しめた。忘れることが多いのだ」と。
The Knack - My Sharona live (HQ) - YouTube
打って変って、問題のギターソロは2:43から。
さわやかに軽快に始まるのであります。
案外始まった後はピロピロ弾くのであります。
そこそこの早弾きの技術が必要で、簡単には弾けないのであります!
そして、ギターソロ終わると思った3:36。
チョーキングで終るかと思いきや、リズムが変わってまだまだ続くのであります!
ここでダンカンは思うのです。「やっと半分は超えた」と。
まだまだ弾き続けるギターソロ。もうネタ切れ寸前なのであります!
さらにリズムの変わる3:48で残り最後の一回し。
もうドラムはシンバルを叩きまくって盛り上げるのであります!
3:59の3連符のフィルインを合図に弾きまくり終了。
それでも、バッキングと合わせて弾く始末。
ギュインギュイン、ギュインギュインなのであります!
ここでダンカンはさらに思うのです。「あきらめが悪い」と。
ギターソロの終わりが4:07。
ギターソロだけで1分24秒も弾き続けたのであります!
リフを続けて、盛り上げて、再度イントロと同じフレーズの繰り返しになるのです。
ダンカンは語るのです。
「長いギターソロは終わりを告げるフィルインのタイミング合わせる必要があり、最初は小説数を数えていたくらいであった。しかし、最終的にはギターとの阿吽の呼吸で対応した」と。
というわけで、この曲を『新三大ダンカンたけしがバンドでやった長いギターソロ』の一つとさせていただきます。
UFO『Rock Bottom』
最後に紹介するのはマイケル・シェンカー率いるUFOの「Rock Bottom」です。
ダンカンさんが言うには「この曲はもう暗記するしかなかった」とのことです。
『新三大ダンカンたけしがバンドでやった長いギターソロ』
「もう任せる。お前の好きなように弾け」 (ダンカンたけし)
まず有権者に訴えたいのはマイケル・シェンカーが「神」と呼ばれているということ。
UFO参加当時はまだ若かったのだが、それからステージに現れない・数曲演奏してステージを降りてしまう等の逸話をもっているということ。
もう、神、自由なのであります!
そんなマイケル・シェンカーのトレードマークは2色に塗られたフライングV。
もうこれを持つと鬼に金棒。神にフライングVなのであります!
問題の「Rock Bottom」は1974年のアルバム「Phenomenon(邦題:現象)」に収録されている。
UFO - Phenomenon - 05 - Rock Bottom (1974 ...
曲が6:30もある超長い曲!
これを飽きさせないのは至難の業なのであります!
ギターソロは2:37から。
そのままの盛り上がりを維持するのかと思いきや、2:50で一旦静かになるのです。
ここでダンカンは思うのです。「これが長い旅の始まりだ」と。
ワンコードで進むギターソロ。
次の展開を待つだけなのであります。
3:31のフレーズで状況が一変。なんと、コードチェンジが発生するのであります!
この不意打ちを合わせるために何度もアイコンタクトをして他のメンバーと合わせることで回避してきた。
もう一度繰り返されるコードチェンジ。
そこからギターソロ中に初めて叩かれるクラッシュシンバルによって、ギターがギアチェンジ。
神がギアチェンジなのであります!
ギアチェンジをした神をあおりながら、待ってましたとばかりに4:05にドラムのフィルインが入るのです。
ダンカンは語るのです。「ここで気を張る部分は終了。これからは熱く叩く部分だ!」と。
さらに熱を帯びていくギターソロ。もう神がキンキラキンに輝きまくりなのであります!
終わりが4:52。
ギターソロだけで2分15秒もあるのです。
もうここまで来ると曲も終わっていいような気分なのですが、神がリフを弾き始めるのであります。
ダンカンは語るのです。
「ここで燃え尽きてはダメ。まだまだ曲は続いていく」と
この曲、ライブになるとさらに凶悪で5分以上ギターソロで遊んでしまうのであります。
マイケルシェンカー ROCK BOTTOM 中野サンプラザ - YouTube
といわけでこれを「新三大ダンカンたけしがバンドで演奏した長いギターソロ」の一つとさせていただきます。
ご清聴有難うございました。
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