Shibuya.js パネルDISカッション brazil x mala with 江渡浩一郎

昨年行われたlivedoorテクノロジーセミナーでmalaさんが発表した「Techonology for UI」について、id:brazilさんが感じたこと・疑問にmalaさんが答える、という感じ進められました。

インターフェースにおける速さ

  • エレベータ待ち時間を短くするための対策として鏡の設置。実時間ではなく体感、心理的時間を短くした。こういう観点から、どう?(brazil)
  • 大半のWebアプリケーションがデスクトップアプリケーションより遅いのは事実だが、デスクトップアプリケーションがローカルにデータを持っているから必ず早いというわけではない。設計次第でWebアプリケーションはデスクトップアプリケーションより高速動作可能だ。ldrはそれを実現している。
  • 速読の限界は1秒間に1600文字と言われている。それを再現するデモ実演。1秒毎に1600文字が表示される。
  • 道具を変えることでできることが変わる。Google Personalized Home -> RSS Bar -> Bloglines -> ldr。購読feed数は道具を変えることで上げることができている。人の限界も道具次第で変えられるのではないか。

何故それほど多く読むのか。

  • 多く読むことで見えるものがある。人気feed、人気エントリなどに頼る必要が無くなる。依存している感覚が少なくなる。自分が情報を見つけている感覚。
  • 誰も読んでないようなblogでも、すごいことを書いている人がいる。すばらしいものは評価されるべきだ。blog, feedによってそういった情報を見つけやすくなった。
  • 最速インターフェース研究会のblogは実はある時までパスワードがかかっていなく、誰でも書き換え可能だった。wikiの、誰でも書き換えられる点が好きだ。文責を持たなくてよい。逃げ道の確保。書く道具としてはblogよりwikiのほうが好きだが、blogのほうが伝わりやすい。
  • みんなblog書いたほうがいいよ。

mala-productは個人的な欲求で作っているように感じる。初心者は使いにくいのでは?

  • 初心者も使えたほうがいいのは確か。ただ、初心者用にすることで上級者が使いにくくなってはいけない。ldrには、ソースを読まないとわからないような機能も入っている。ソースを読むことで機能に気がつき、使いやすくできる。
  • プログラムが出来ればネットをおもしろくできる。快適な操作にしたり、自分好みの見た目にしたり。みんなプログラムすればいいのに。