2020年12月10日、米国図書館協会(ALA)が、図書館におけるメディアリテラシー教育のためのガイド“Media Literacy in the Library: A Guide for Library Practitioners”の公開を発表しました。
同ガイドは、公共図書館の職員を主な対象として作成されていますが、学校や他の種類の図書館においても参考となり得ると述べられています。
発表の中では、同ガイドの中にまとめられているものとして、フィルターバブルや確証バイアスをはじめとした概念、誤報あるいは誤解を招く情報に関する質問への回答方法、バーチャルまたは対面プログラムのアイデア、プログラムの成果を評価するためのリソース等が挙げられています。また、同ガイドの内容に関連したウェビナーが行われる予定です。
ガイドでは、以下のトピックスごとに、解説、対面やバーチャルなプログラムを実施するためのリソース、参考となる情報源をはじめとした内容が記載されています。
・インターネットの構造
・市民
・メディアの状況と経済
・誤情報(misinformation)と虚偽の情報(disinformation)
・図書館によるメディアの創造と関与
ALA releases free practitioners’ guide, webinar series on adult media literacy education(ALA, 2020/12/10)
http://www.ala.org/news/member-news/2020/12/ala-releases-free-practitioners-guide-webinar-series-adult-media-literacy
Media Literacy in the Library: A guide for library practitioners [PDF:30ページ](ALA)
http://www.ala.org/tools/sites/ala.org.tools/files/content/%21%20FINAL%20Media-Lit_Prac-Guide_WEB_112720.pdf
参考:
CA1966 – 動向レビュー:フェイクニュースと図書館の関わり:米国における動向 / 鎌田 均
カレントアウェアネス No.342 2019年12月20日
https://doi.org/10.11501/11423548
アメリカ図書館協会(ALA)、図書館を通じた成人の識字能力の拡大のため米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)から助成金を獲得
Posted 2015年6月25日
https://current.ndl.go.jp/node/28755