2014年7月13日付けの米ウォールストリートジャーナル電子版の記事で、Wikipediaに一人で270万の記事を作成したというスウェーデンの男性、Sverker Johansson氏が紹介されています。
Johansson氏はWikipediaに新たな記事を作成するボット(プログラム)を開発し、蝶や甲虫、フィリピンの都市に関する記事を自動で作成していました。作成した記事の約3分の1はスウェーデン語版、残りはフィリピンで使用されている2つの言語版のものである、とのことです。Johansson氏のボットは調子のいい日には一日で10,000の新たな記事を作成できるとのことで、これまでにJohansson氏がボットを使って作成した記事はWikipedia全言語版のうちの8.5%にあたるとされています。
記事の後半ではこのようなボットを使った記事作成の是非についても議論されています。
For This Author, 10,000 Wikipedia Articles Is a Good Day’s Work(The Wall Street Journal、2014/7/13付け)
http://online.wsj.com/articles/for-this-author-10-000-wikipedia-articles-is-a-good-days-work-1405305001
参考:
E1517 – 図書館データとWikipediaをつなぐVIAFbot カレントアウェアネス-E No.251 2013.12.26
http://current.ndl.go.jp/e1517