僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

ワイルド・スピード

ワイルド・スピード (吹替版)

原題:The Fast and the Furious
監督:ロブ・コーエン
脚本:ゲイリー・スコット・トンプソン、エリック・バーグクィスト、デヴィッド・エアー
アメリカ映画 2001年
☆☆★

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現在もシリーズ継続中、ユニバーサル映画の稼ぎ頭フランチャイズとなったカーアクションシリーズ。の1作目。

はい、実は初見です。シリーズも1本も見た事ありません。理由は、私は何気に車業界とかで仕事してるんですけど、実は別に車好きとかではなかったり、こういうヤンキー系の文化は自分には合わないのと、映画はエンタメとかじゃなく、なるべく自分にプラスをもたらす糧にしたいという精神で映画を見てる人なので、あんまりこれ系は頭空っぽそうでなかなか食指が動かないというのが理由です。

 

まあでも食わず嫌いは良くないし、映画業界が本当に全体的に沈んで行く中で、長く成功してるシリーズだし、定番物として思ってる以上に定着してるシリーズにはなってる印象なので、一応は目を通しておこうかなという感じ。

 

ゼロ年代以降はアメコミヒーロー物が20年ほどブームとして広がったけど、その中でもまたアメコミとは関係無くヒットしてきたシリーズですし、昔で言えば「007」みたいな定番シリーズ物映画が、多分今の時代の人には、007なんかよりずっとこっちのワイスピとかの方がメジャーになってるんじゃないか?っていう気がします。そういう視点でも面白い存在かなと。

 

主演のポール・ウォーカーが若くして亡くなられて、もう一人の主役的なポジションだったヴィン・ディーゼル演じるドム?がファミリーを結成してシリーズ継続している、というのはなんとなく知ってたのですが、1作目の時点では割とまっとうな潜入捜査官アンダーカバー物だったんですね。

 

で、ヴィン・ディーゼルが親父の事を語ったり、色々抱えてるところをヤンチャな振る舞いで普段は隠しているみたいなシーンもありましたし、後に主人公に格上げされたりを考えれば、本当は悪い奴では無いんだろうなと思ってたら、マジで犯罪者だった。


えぇぇ~ドン引き。

 

逆にサプライズになって面白かったけどさぁ、こういうヤンキー系の俺たちカッコいいだろっていうの、私は基本大嫌いですし、犯罪は犯罪。不良文化、アウトロー文化みたいなものに対するあこがれは無いです。

 

ゼロヨンじゃないけど、こういうアマチュア公道レース、「イニシャルD」とかが出る前に、私が高校出てすぐくらいの時はまだ地元でもありました。当時の友達に誘われて、何度か観に行った事はあったりしますし、好きでは無いものの、車関係の仕事をしてる分、何も知らない人よりはスポーツカーの車種くらいは多少わかるので、日本車も沢山出てたしおお~これは!みたいなのはちょっと色々思う所はあるにはある。主人公が後半に乗る80スープラって当時でも珍しい6速ギアとかじゃなかったっけ?

 

中にはメカオタクみたいな仲間も一人居たけど、基本的にオタクとヤンキーって対極に居るわけじゃないですか。私もオタク側だから、単純にそれだけで毛嫌いしているっていう部分もあるんですけど、社会学とかそっち勉強してると、ヤンキーのファミリー感ってそれはそれで面白いし価値のある文化なんですよ。先のシリーズもそういう方向に舵が切られて行くんですよね多分。

 

ヤンキー物の定番で、お互い殴りあって(今回はレースですが)おめーやるじぇねぇかよ。今日からダチだぜ!みたいなのを素でやってて、ああアメリカにもこういう文化や感覚あるんだって思えたのは面白かったです。あとカーアクションも見応えはありましたしね。

 

という事で。次。
このシリーズもストレートなナンバリングが降られて無いし、時系列も前後したりしてるみたいだからわかりにくいシリーズなんですよね。今回で好きになりました!とかはないので、細々と月1くらいで1年かけてシリーズ追っていこうかと思ってます。

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