自作手帳リフィル【印刷のコツと注意点】

自作手帳リフィルを家庭用のインクジェットプリンタで印刷する時のコツと、注意したい点のまとめです。

はじめに

印刷の設定は、パソコン環境やプリンターによって随分と違います。紙との相性もあるので、色々と試してみて、自分の好みの色合いや濃度を見つける必要があります。

この記事は、我が家のパソコン&少し古いプリンター環境での検証結果です。参考程度にしていただけるよう、お願いします。

conoteのリフィルについて

■A5ルーズリーフに印刷するリフィルの線や枠は、以下の3点を考慮して薄めに作成しています。
  • 書き込む文字を目立たせる
  • 両面印刷による裏写りを防止
  • フリクション消しゴムでのカスレ防止

基本的に、マルマン 書きやすい ルーズリーフA5無地に試し印刷し、色味や濃度を調整しています。

使っているプリンターは、旧モデル Canon インクジェット複合機 PIXUSです。インクは、エコリカ キャノン(Canon)対応 リサイクル インクカートリッジ(純正ではない安いもの)です。

プリンターの設定の基本は「高品位(きれい)で印刷」です。

※少し前のレフィルは、枠線が濃い場合もあります。

■A4コピー用紙に印刷するリフィルの線や枠は、片面印刷を想定して、割と濃いめの色合いで作成しているものが多いです。

いずれの場合もPDFは、Adobe Acrobat Reader で開いてから印刷することをオススメしています。Google Chromeやインターネットエクスプローラーなどのウェブブラウザ上から直接印刷すると、設定がうまくいかないことがあります。

↓Acrobat Reader は、こちらから無料でダウンロードできます。(私は仕事で使うのでProを購入しましたが、PDFファイルを印刷する目的ならば無料のReaderで十分です。)

Adobe公式サイト

設定で濃度や色味を調整する方法

プリンターや印刷時の設定によって、随分と印象が変わります。

↓プリンターによる色味の違い(例1)
左(EPSON Colorio PX-203)、右(旧モデル Canon PIXUS MG6330)

↓設定による質感の違い(例2)
標準(上) vs きれい(下)、(旧モデル Canon PIXUS MG6330使用)

↓濃度調整による見た目の違い(例3)

薄い罫線がうまく出ない場合の対処法

薄い罫線がうまく印刷されない時の対策としては、プリンターの設定で「高品位(きれい)で印刷」「濃度を濃く印刷」「CMYKのブラックの濃度を濃く印刷」などが考えられます。

紙の種類で「高品位専用紙」を選ぶと、インク消費量は多くなりますが、濃度が濃く印刷されます。(裏写りには注意が必要です。)

色網や線が濃く出すぎる場合は、反対に「濃度を薄く印刷」を選択します。

◆windowsの場合
このような詳細な設定ができる場合は、濃度や書類の種類を変えることで印象の違う出力結果を得ることができます。(例3の一番左のプリント)

ページ設定をお忘れなく。

最終確認:プレビューをチェックして印刷します。

◆私のmac×古いプリンターの場合
普通に印刷すると、プレビューを見て分かる通り、端っこが切れます。

ページ設定でA4を選択します。

プリンターの設定で、品質を「最高」にします。

最終確認:プレビューを見て、問題なさそうだったら印刷します。

ちなみに、古いエプソンのプリンターだと、↓こんな印刷品質の設定画面でした。

いずれにせよ、品質は最高を選んだ方が失敗がないです

最新のプリンタードライバーをインストールすると、設定の範囲が広がる場合がありますが、私のプリンターのように、濃度の調整ができないものもあります。その場合、グレースケール(白黒印刷)にすると、線が濃いめに出ます。

インク乗りの悪い紙だと、細い線がうまく出なかったり、印刷した線が滲んだりします。A5ルーズリーフならマルマン 書きやすい ルーズリーフA5無地、A4コピー用紙ならばコピー用紙 A4 高品質マルチ用紙などを使用すると、綺麗な線が出ます。


※もしこれらの方法でも難しい場合、薄くor濃く印刷されてしまうテンプレートのリンクを教えていただければ、可能な範囲で色の調整をします。お問い合わせフォームよりご連絡ください。


紙の種類について

私が普段使っているのは、A4コピー用紙とA5ルーズリーフの2種類です。

A4コピー用紙

普段使いは、近所の電気屋さんオリジナルの安いコピー用紙です。必要十分ですが、薄っぺらいです。


時々購入する、質の良いコピー用紙を記録しておきます。


↓amazonのベストセラー1位のコピー用紙です(1枚あたり約1円)

コクヨ コピー用紙 A4 白色度80% 紙厚0.09mm 500枚 FSC認証 KB-39N


↓こちらは、普通のコピー用紙よりも白色が綺麗な高品質マルチ用紙です。見た目に明らかに白いです。そして、わずかですが厚みがあるので丈夫です。会社に提出する書類や、履歴書などに使用しています。(1枚あたり約2円)

コピー用紙 A4 高品質マルチ用紙 白色度98% 紙厚0.106mm 500枚 インクジェット用紙


A5ルーズリーフ

 マルマン 書きやすい ルーズリーフA5無地を愛用しています。買うときは、いつも5冊セット(合計500枚)です。割安なので。

自作手帳をルーズリーフに印刷する方法

最初にも書きましたが、PDFはパソコン上に保存して、Adobe Acrobat Reader で開いてから印刷する方がいいです。

Google Chromeやインターネットエクスプローラーなどのウェブブラウザ上から直接印刷すると、設定がうまくいかないことがあります。

インクジェットプリンター

穴が空いているルーズリーフは、向きを間違えると大変です。インクがプリンター内についたり、ルーズリーフが無駄になったりします。

↓下に用紙トレーがある場合の、印刷の仕組みです。(手差しトレーの場合は違います)

写真を言葉で説明すると、、、、用紙トレーに裏側を上にして紙を入れる→入れた紙の頭が引っ張られるようにプリンタの中に吸い込まれていく→ローラーに巻き付くようにしてクルリと中で上下がひっくり返る→おもて面の上でインクタンクが左右に動いて印刷される→おもて面が上になって頭から排紙トレイに出てくる。(ピンクの点線・実践が頭の位置)


「高品位(きれい)で印刷」「片面印刷」が基本です。両面印刷にすると楽ですが、プリンターによっては荒い仕上がりになったり、紙の入れ方が複雑になったりして、慣れていないと結局時間がかかることが多いです。薄めのリフィルだと紙送りがうまくいかなくて2枚同時に引き込んでしまうことがあるので、1枚ずつ確かめながら印刷にかけています。

設定が可能ならば、ドキュメントの種類を「グラフィック」にすると、線が滑らかになります。(私のプリンターとパソコン(Macbook)では、こういう細かな設定はできませんが。)

※ルーズリーフへの印刷は、各機種によって利用可否が異なります。ご自身で確認・判断の上、ご利用いただくことをお勧めします。


では、EPSON Colorio インクジェットプリンターを使用してマンダラートのワークシート自作手帳を印刷する手順を記録しておきます。

<片面印刷する場合>

  1. 用紙の大きさに合わせてアジャスターを動かします。動かす順番があるので注意!そして、この図↓が示しているのは、先ほどのキャノンのプリンターと同じく、用紙の下側に印刷されるということです。
  2. バインダーの右ページマンダラートのワークシートが来るように印刷する場合、右側に穴が来るように紙を置きます。(印刷されるのは下面です。)
  3. パソコン上でPDFを開き、印刷の設定をします。印刷に使うプリンターを選択して、用紙サイズはA5サイズを選びます
  4. プレビューを見ると、サイズが合っているかどうかが分かります。
  5. 印刷の詳細設定をします。色々と設定がありますが、とりあえず、標準ではなく「きれい(高品質)」を選ぶようにすると失敗が少ないです。
  6. このように入れた紙の裏面に、、、、
  7. 印刷されて出てきました!

次に、手帳などの両面印刷の手順を記録しておきます。

<自作手帳を両面印刷する場合>

  1. 先ほどの片面印刷の手順で右側のページを印刷したら、、、、
  2. 出てきた用紙を180度回転させて用紙トレーに入れます。今度の印刷はバインダーの左ページなので、左に穴が来るように紙を置きます。(印刷されるのはウラ面)
  3. パソコン上でPDFを開き、4月の右側の次に来るページ(5月の左側)を印刷します。(写真は合成です)

少し複雑ですが、慣れるとそんなに考えることなく両面の印刷ができます。まずは、単ページの裏表から挑戦するとやりやすいです。

レーザープリンター

残念ながら、うちの近所にあるコンビニでは、「紙が詰まるので手差しプリントは禁止です」との張り紙があります。

どこか手差しプリントができるところがあったら、試してみたいです。

すぐに印刷するための工夫

無線LANでつながっているプリンターは、納戸の中に設置しています。リビングに置くよりもホコリが付きにくいです。

プリンターのすぐ下の引き出しを引っ張り開けると、、、

もう袋から出してあるA5ルーズリーフが大量に入っています。いつでもプリントOK!(A5ルーズリーフは私しか使わないのでラベリングはしていません。)

その引き出しの右横には、「コピー用紙」とラベリングした引き出しがあります。

こちらには、A4コピー用紙が大量に入っています。写真は補充前なので少ないですが。

A4コピー用紙300枚ほどが入るので、ここにストックしておけば、プリンターの用紙がなくなっても家族の誰かが補充してくれます。

コピー用紙は、私だけでなくみんなが使うので、しっかりとラベリング。こうすると、「ママ、コピー用紙どこ〜?」という質問から解放されます。


〜余談〜

納戸の中は、基本的にプラスチックのファイルボックスやカゴで整理整頓しています。

↓詳しくはこちらの記事でまとめています。

ダンボール収納は虫が付くので排除することにしました

↓プリンターの横の収納はこんな感じです。テプラとお手紙・よく参照する書類など。

書類・小物の取り出しやすい収納方法&テプラ置き場所の工夫

その他、一番下の段には災害用の備蓄食品や水を保管しています。


自作手帳の参考リンク

↓conoteの自作リフィル総集編

自作手帳リフィルまとめ[無料ダウンロードPDF]

↓半端ページや裏ページに印刷すると便利な、ノートページ特集

自作手帳リフィル:ノートページ一覧【随時更新中】無料ダウンロード

↓勉強ログなら、スタディプランナーがオススメです。

スタディプランナーの使い方& 無料ダウンロード

↓2020年度の手帳はこんな外観です

テフレーヌスタイルを改造して自分仕様にした話

まとめ

プリンターやインクによって、色味も設定の範囲も様々なので、色々と試して最適な設定を記録しておくのがGOOD!

現時点で分かっている範囲での、印刷のコツを書きました。新しいプリンターに買い替えて、もっと良い方法が分かったらアップしますね。

インクジェットの滲みがきになる場合は、キンコーズなどのオンデマンド印刷を利用してもいいかもしれません。


ご訪問、ありがとうございます!

今日も、良い一日を〜♪


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