日常生活は、不平不満のオンパレード。「うわぁ、嫌だな」と感じても、忙しさに流されて放っておき、しばらくしたらまた同じ不満を呟いていることが多いのではないでしょうか。今回は、小さな不満の芽をどんどん摘み取ってくれる”改善ノート”の書き方をご紹介します。
改善ノートとは
改善ノートは、緊急ではないけれどプチストレスになり得る「ささいな問題」を書き出し、心に余裕があるときにサクッと解決案を見出すためのノートです。
私の場合の「ささいな問題」は、ソファーカバーがヨレるとか、作った弁当のお肉が硬かったと言われたとか。
即時解決しなくても、別に日常生活が回るものです。
その時は心に引っ掛かりを感じても、洗濯物を取り込んでいる間にすっかり忘れ去っています。
だから、忘れる前に書いておこう!
書き込むノートは、どんどん使って切り取っていくので、100均のものでOK。ミシン目入りの小さいノートが使いやすいです。
改善ノートの書き方
「ささいな問題」に立ち止まって、その都度解決しようと頭を使っていては、半日過ごすだけで疲れてしまいます。
緊急度は低いけれど、これが解決すれば生活の質が上がるのにな〜という程度の「ささいな問題」は、書き溜めた上でまとめて見直すのが得策。
書き方に特に決まりはありませんが、私が続けている方法を以下に書きます。
違和感を感じたらすぐに書く
まずは、不平不満・うまくいかないことが発生した時点でメモをします。
1ページ1項目が基本
↓例1:中学生の娘に、お弁当に入れたお肉(前日の肉野菜炒めの残り)が硬いと文句を言われた時。
↓例2:洗濯物完了後の仕分け(娘の仕事)が遅くなり、結果、みんなの作業が遅くなった時。※別のページです。
書き出したら、一旦忘れ去る(笑)
そして今やっている、緊急度の高い重要事項に集中します。
暇な時に見返してアイデア出し
日常の「ささいな問題」って書き出してみると結構たまります。
週末の時間に余裕がある時に、紅茶とお菓子を横に置き、パラパラと「改善ノート」をめくると、、、、あれ?この問題、もう解決してるじゃん!というページもちらほら。
そんなページは、速攻でちぎって捨てます。
そのほかのページは、改善案をメモしていきます。
ここで大事なのが、“ネットで調べる”、”アイデアを出す”という行動をまとめてしまうこと。
ダラダラ考えても仕方ないので、時間を決めて取り組むようにしています。
1つ1つの問題をネットで調べてたり考えたりするよりも、はるかに効率的です。
私は、まずはブルーブラックで書いて、解決策が決まったらメタリックピンクで波線を引いています。
↓すぐに解決策が決まったパターン。
↓色々と悩んだ痕跡が残っているパターン。
↓簡単なイラストがあると、作業時に迷いがありません。
↓未解決なものは、決めた時間が過ぎたら一旦ストップ。この項目については私だけでは解決が難しいので、次の家族会議で議題に挙げる予定です。
解決したら切り取る
解決策が決まったら、ちぎります。
ビリッと破るのが爽快。
そして、忘れないようにマステでペタリ。
ホワイトボードや手帳、冷蔵庫などに貼ることが多いです。
解決策が実行されたり、習慣化されたりしたら、もうその紙切れは必要ないのでゴミ箱へ。
スッキリ〜♬
小さな不平・不満でも、たまると結構なストレスになり、自分を蝕みます。
だから、不平・不満の芽は小さいうちに摘み取る!
まるで庭の草刈りのように、ノートからちぎり取っています。
「改善ノート」が薄くなるにつれて、生活の質がどんどん上がっていきますよ。
改善ノートとセットにしているもの
思い立ったらすぐに書けるように、必要な文房具と改善ノートをセットにしています。
↓中身はこんな感じ
1つずつ簡単に役割を説明します。
強粘着の付箋
仕事のことを書く時もあり、その場合は解決案のみ付箋に転記して、手帳に貼ります。
職場に着いたら、その週の予定にペタリ。
小さな改善の積み重ねで、驚くほど効率が上がります。
ちなみに、上下左右が分かりにくい付箋は↓こんな工夫をしています。
マステホルダー
細身で持ち運びやすい、「maco」というマステホルダーを入れています。
解決策が多岐にわたる時は、それぞれのページをちぎって、マステで留めて並べ替えながら考えることもあるからです。
↓macoについての記事です
多色ボールペン
最近お気に入りの、Juice up3。
細身で、3色ものジュースアップが1本にまとまっているペンです。
付け足し情報を書くときは、やっぱり多色ペンが便利♪
↓カスタマイズした色が分かりにくかったので、透明テプラ(白文字)で色の名前を貼っています。(これも改善ノートからのアイデア)
↓私が使っているのは、ミントです。ハイテックCコレトの替え芯を入れています。
↓使っているハイテックCコレトの替え芯です。スライドレバーの部分を引っ張って外して、普通のリフィル芯と同じように差し込めます。(0.3mm、0.4mmのブルーブラックと、メタリックピンクです。)
↓ハイテックCコレトについては、こちらの記事でまとめています。
スケッチブック
測量野帳には、ちぎったけれど手元に取っておきたいノートページを貼っています。
メモ用なので、改善ノートのアイデア出しをしているときに、ひらめいたことなども記録しています。
↓測量野帳は手帳としても良いサイズです。
あとがき
不平不満の内容はすぐに忘れ去っても、モヤモヤだけは頭の中に残ってしまいます。
心のゆとりは、日常の小さなメンテナンスで成立するもの。
「書き出す」ことの効果は絶大だなぁと、改めて実感しています。
改善ノートを作る以前は、手帳のノートページに同じようなことをしていました。
そうするとあっという間にノートページがなくなるし、気軽に書くことができませんでした。
100均のノートにしてからは、ためらうことなくガシガシ書いて、プチ改善を量産しています。
ちなみに、使っているケースは100円ショップ(ワッツ)で購入したものです。
くすみカラーが素敵な、ポケット付きファスナーケース。
グレーも持っていて、こちらは職場に持っていく予定です。
改善ノートも、同じく100円ショップ(ワッツ)で購入したもの。
恐るべし100均。何でも揃ってしまいますね。
ご訪問ありがとうございます!
conote.infoでは「文具で暮らしを楽しくする」をモットーに、文具や手帳の使い方を発信中。
手帳リフィルはPDFとしてダウンロードできるので、日々の記録を残すライフログとしても活用できます。
↓新しく作成したリフィルは、こちらで配信します。
conote note を詳しく見る
※今後も継続してリフィルを作成するために、conoteでは皆様からの寄付を募っています。
※更新情報は以下のSNSでお知らせしています。
twitter、Facebook、instagram、pinterest
※ご紹介した商品は、楽天ルームにも掲載しています。