それから

ちょいと読んでかない?

2020-01-01から1年間の記事一覧

ビートルズは唯一の魔法ーー「イエスタデイ」

イエスタデイ (字幕版)ヒメーシュ・パテルAmazon あらすじ(「ぴあ映画生活」より引用) イギリスの海辺に住む、売れないシンガーソングライターのジャック。スターの夢を諦めかけた彼は、ある日交通事故に遭い昏睡状態に。やがてジャックが目を覚ますと、な…

優しい人

まったく眠れずに久しぶりにブログを書く。午前2時。 私がブログを書くのは眠れない時だけなのか。なんだかそんな感じになってしまっているな。 明日(というよりもう今日)はオンラインミーティングが朝から夕方までびっしり入っている。 一番最初のミーテ…

人が平面に見える

午後11時24分。まったく眠れる気配もなくこのブログを書いている。夜のふわふわした頭で、コロナ禍の今の状況を未来人に向かって伝えようと思う。明日起きて読み返したら後悔するかもしれないけど、まあいい。未来人よ、これが2020年の日本人だ。 2020年4月3…

茶色い座椅子ーーいま私にできること

こんな時、自分にできることは何もない、と思っていた。 私は医療従事者でもないし、運送業者でもコンビニやスーパーの店員でもない。ゴミ収集業者でもなく農業に従事しているわけでもない。仕事はクリエイティブ業界なので、有事の際に極論「不要」ともとれ…

過去を振り返る奇跡

3月も半ばだというのに、今日、雪が降った。ホワイトデーだけれど、お返しをくれる人はおらず、特にそれを悲しいとも思わず、布団に包まって、ずっとplentyの曲を聴いていた。解散してしまったのが今でも淋しい。plentyを聴くと、なんだかいつもちょっぴり、…

King Gnuがきらめく音楽に昇華させたある種の諦念のこと

ここのところずっとKing Gnuを聴いている。 昨年の紅白歌合戦に出ている姿を見たのが彼らを知ったきっかけだから、まだまだ紅白歌合戦の影響力って侮れないよな。 彼らの音楽はとても素晴らしい。特にとても天気の良い朝、窓から降り注ぐ眩しい光とともに聴…

愛情を注ぐということーー「お家賃ですけど」能町みね子

この世には二種類の人間がいる。同じ場所に住み続けるのが好きな人間と、そうではない人間だ。私は明らかに前者の人間で、もうかれこれ今のマンションの部屋に住んで8年になる。いままで付き合ったどの男性よりも長い期間付き合っている。もうこの部屋と結婚…

宝物のような写真家ーーソール・ライター

あなたは写真を撮られることが好きだろうか? 私は控えめに言って大の苦手だ。嫌いだと言ってもいい。そもそも、被写体として写真のプロでもない人に自分の一瞬の時間を切り取られるのが好きじゃない。その理由には大きくふたつあって、 その1. 思い出を写真…

誰かと一緒に暮らすことの尊さーー「結婚の奴」能町みね子

結婚の話は続く。能町みね子さんの「結婚の奴」を読んだ。とても面白かった。 出会ってから恋愛という名のお付き合いをして結婚に至る……。 そんな世間の「常識」に違和感を抱いているすべての人に読んでいただきたい一冊。結婚の奴作者:能町 みね子出版社/メ…

結婚の才能

結婚するには才能がいる、と最近強く思う。 * * * 昨年の暮れ、付き合っていた恋人と別れた。理由は恋人に「結婚する気はない」と言われたから。薄々感づいてはいたけれど、言葉にしてはっきりと伝えられると流石に堪えた。堪えたことにより、自分は思っ…