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〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!53〉在日同胞の相続に関する基礎知識

在日同胞が日本で亡くなった場合、日本人の相続とは様々な違いがあります。今回は、在日同胞の相続に関し最低限知っておくべき基礎知識について、設例を交えながら解説します。 Q 先日、私のアボジ(韓国籍)が亡…

〈ものがたりの中の女性たち85〉「死した魂だけでも清らかな鬼神に」―淑英

あらすじ 世宗王の時代、安東に住む没落貴族・白尚君(ペクサングン)とその夫人鄭氏は、熱心に寺に通った甲斐あってかひとり息子・仙郡(ソングン)を授かる。長じた仙郡は読書中にうたたねし、淑英(スギョン)と…

【寄稿】プラハから届いた「朝鮮のあかい旗」/鄭栄桓

中野重治のエッセーに導かれ 作家・中野重治(1902-79)に「朝鮮の旗」というエッセーがある。朝鮮総聯(朝鮮時報の前身の日本語紙)第33号(1958年9月1日付)に掲載されたこの小文は、中野と太極旗…

大同江ビアホールの写真

平壌のニュータウン・林興通りにオープンした和盛大同江ビアホールの一角に目を引く1枚の写真がある。写真の主人公は、豪快にジョッキを傾ける大阪の同胞たちだ

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 72〉森村誠一「笹の墓標」

犠牲者の宿怨、未来世代の宿題 11月のはじめ、北海道初中高級学校にて開催された第24回日朝教育シンポジウムに筆者はパネラーとして招かれた。朝鮮学校と日本学校の教員、関係者約200名が一堂に会し、北海道…

平壌ホテルとソルマジ公演

ソルマジ(迎春)公演に参加する児童・生徒たちが日本を発った後、平壌から届く第一報は、決まって子どもたちが平壌ホテルのエントランスでスタッフたちから歓迎を受ける場面だった。お馴染みの光景が5年ぶりに再現…

〈西宮SEASIDE支部物語 4〉新報と共に届けたまっすぐな想い/趙利寛

居酒屋に呼び出された3人の若者たちは、いつもの冗談が始まったと笑いながら話を聞いていた。「なあ、西宮でシンボ革命起こせへんか?」。 3人の若者たちは、今もそして次世代も西宮支部の中核を担ってくれるであ…

【寄稿】全国弁護士フォーラム2024 IN広島に携わって/黄英世

明るい光が差し込む未来を 2024年11月9日、「朝鮮学校を支援する全国弁護士フォーラム2024 IN広島」が広島初中高で開催された。このフォーラムは、朝鮮学校無償化裁判を通じて築かれた法律家のネット…

〈学美の世界 69〉線画に見られる児童の造形的成長/姜泰成

子どもの造形活動には年齢とともに顕著な成長の段階が見られる。特に、線画における表現の変化は、感覚的な表現から構造的・概念的な表現への移行を示す重要な手がかりとなる。ここでは、初級部1、4、6年生の作品…

【投稿】至福の3日間/張弘順

学生中央芸術コンクールを観覧して 久々に大満足の贅沢な3日間を過ごした。 音楽大好き、ウリハッキョ大好きの長女に誘われて、第56回在日朝鮮学生中央芸術コンクール(10月24~26日、東京)を満喫しに行…

〈読書エッセー〉晴講雨読・内田樹の「街場」シリーズを読む/任正爀

前回「独自の哲学を愉しむ」という表題で内田樹先生の『ためらいの倫理学』と『「おじさん的」思考』を紹介したが、その後もブックオフの文庫本廉価コーナーで先生の本を購入し読み続けている。このコーナー、以前は…

〈時事エッセー・沈黙の声 53〉トランプ復権、混迷の中東情勢はどこへ/浅野健一

市民レベルでパレスチナ連帯を 11月5日投開票の米大統領選挙で、共和党のトランプ前大統領が再び大統領に就任することになった。一期目に、エルサレムを“首都”と認定して米大使館を移すなど、強力なイスラエル…

女子サッカーの黄金時代

朝鮮女子サッカーが快進撃を続けている。朝鮮は今年に入り、アジアと世界を舞台にしたユース世代の4大会を制覇し、女子サッカー界における世界最強の地位を確立した

〈ものがたりの中の女性たち84〉「この体は私のもの、私はあなたの義姉よ」―元氏と南氏

あらすじ 朝鮮王朝宣祖代の文官であった元士安(ウォンサアン)の夭逝した義姉南(ナム)氏が、ある日突然彼の未婚の末の妹元氏に憑りつく。元氏は意識がもうろうとし、意味のないことをぶつぶつと呟き、自分が死ん…

類稀な災害対応

年々、激しさを増している豪雨が今年も凄惨な傷跡を残していった▼豪雨の激しさも記録的であったが、朝鮮政府の災害対応には類稀なる伝説のような逸話が溢れている

〈私のノート 太平洋から東海へ 1〉ノーベル賞に沸く日本、抜け落ちた視点/乗松聡子

私は日本出身でカナダに通算30年住むジャーナリストの乗松聡子です。朝鮮新報に連載させていただけることを大変光栄に思うと同時に、重責を感じています。日本社会は、朝鮮学校差別をはじめ、過去に40年間朝鮮を…

〈西宮SEASIDE支部物語 3〉渦巻く葛藤、新報拡大は「おれの仕事じゃない」/趙利寛

30年前の記憶が蘇る。1994年、朝⻘の専従イルクンとして活動していた頃、⽇中のほとんどは朝鮮新報との時間だった。朝、⻄宮⽀部に届く160部の束を結んでいる紐を解き、紙⾯を開く。掲載されている日本全国…

平壌のIT化事情

デパートやレストランなど、平壌の商業施設ではスマホで料金を支払う市民らの姿を多く見かけた。現金をチャージして使う電子決済カード「ナレ」の普及から十数年、現在はスマホ決済の普及が進んでいるようだ