8月14日、香港証券取引所上場企業Tencent Holdings Ltd(テンセント)は会計監査前の2024年Q2の決算発表を行った。
2024年Q2の売上高は約3兆2220億円(1611億元)で前年同期比で約8%増、オンラインゲーム事業を含む付加価値サービス事業売上は約1兆5760億円(788億元)とこちらも約6%増となった。
株主に帰属する非国際財務報告基準ベースの純利益は約1兆1460億円(573億元)で前年同期比約53%増で大幅な増収増益果たした。
*換算レートは1元=20円にて換算。
テンセント2024年Q2の売上高は約3.2兆円!
テンセントの2024年Q2の業績は以下の通り。
テンセントの主力事業であるゲーム事業を含む付加価値サービスセグメントの決算資料内のサマリーは以下の通り。
■中国国内ゲーム
- 売上高は約6920億円で前年比で9%増加した。主に『VALORANT』および新タイトル『DnF Mobile』によって牽引された。
Naruto Mobile:
月間平均DAUが5月に1000万の新たなマイルストーンに到達。
1) KOL(インフルエンサー)とのマーケティング活動や短編動画クリップにより新規プレイヤーの獲得が促進された。
2) テーマコンテンツの充実により既存ユーザーベースのリエンゲージメントが実現した。
DnF Mobile:
中国で最も成功したモバイルゲームの一つとして浮上した。PC版で確立されたゲームプレイを魅力的にモバイル向けに再解釈し、運営力を活かしたことで、DnFフランチャイズの拡大につながった。
Need for Speed Mobile:
オープンワールド体験の中で多彩なドライビングアクティビティを提供し、数百万人のDAUを魅了している。
■国際ゲーム
- 売上高は約2780億円で前年比で約9%増加し、『PUBG MOBILE』およびSupercellのゲームが主な要因だった。
PUBG MOBILE:
平均日次アクティブユーザー(DAU)と総売上は2024年Q2に二桁%の成長を記録した。新しいメカフュージョンモード、ゴールデンムーンイベント、およびライオンをテーマにした衣装がその要因となった。
Brawl Stars:
総売上は2024年Q2に前年同期比で10倍以上の成長を記録した。平均DAUは過去最高を達成し、モバイルゲームランキングで第3位に位置付けられた。頻繁なコンテンツ更新とソーシャル機能がこの成長を支えている。
VALORANT:
月間アクティブユーザー(MAU)は2024年Q2に前年同期比で増加した。人気のあるeSportsイベントと、新エージェント(Clove)や外部境界のない最初のVALORANTマップ(Abyss)などの高品質なコンテンツ更新がその要因となった。
Squad Busters:
カジュアルアクションゲームで、リアルタイム戦略要素とSupercellキャラクターのコレクションを特徴としている。このゲームは、北米と西欧の主要市場でクリティカルマスを確立しました。Supercellは将来的に新しいゲームモードやソーシャル機能を追加する予定です。
当記事まとめ
■まとめ
・テンセント2024年Q2売上高は約3兆2220億円
・NARUTO、DnF Mobileが中国で人気
・中国国内ゲーム売上は約6920億円
関連情報
テンセント2024年Q2決算資料:こちら
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